戸井田園子氏脳卒中で死去!?若年発症と新型コロナの関係は?

医療関係
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戸井田 園子さん(といだ・そのこ=家電コーディネーター)5月17日、脳卒中のため死去、57歳。告別式は近親者で行う。喪主は夫、繁久氏。総合情報サイト「オールアバウト」など様々なメディアを通じ、消費者目線で家電情報を発信し続けた。

引用:日本経済新聞

まずは戸井田園子さんのご冥福をお祈り申し上げます。家電コーディネーターという新しいジャンルの仕事を作り、大変な活躍をされておりました。オールアバウトの記事は私も参考にしていました。非常に残念です。

ところで近頃脳卒中多くないですか?

著名人・有名人だけでも今月3件目です。これまでにも記載しましたが、先天性の脳動脈瘤や高血圧の合併症など原因は様々ですが、こうも短期間に脳卒中による訃報を立て続けに聞いた記憶がありません。しかも57歳と今回も比較的若い方です。また脳卒中の大半は夏や冬の厳しい季節に生じることが多いです。5月のような比較的過ごしやすい季節に生じるのはマレではないでしょうか?あまりこの季節に救急対応をした記憶がありません。こんなにも続くとやっぱり新型コロナとの関係はないのだろうかと考えてしまいます。

ご存じの方もいらっしゃいますでしょうが、新型コロナウイルスの重症化には血栓症が関わっているといわれています。仮に重症化に限らず、無症状・軽症患者であっても微小の血栓症が生じていたとすると血圧には影響を与えると考えます。感染によって血圧が上昇するのであれば脳卒中の頻度も上がるのではないでしょうか?感染拡大によって増加した疾患などは後日公衆衛生の統計で出てくると思います。

血圧に影響を与える因子としては、運動不足は考えられます。外出自粛により私の外来の患者さんも運動量が減っています。テレワークの影響もあるでしょう。そういった影響で高血圧のコントロールが悪くなり脳卒中が増えている可能性もあります。外来受診を自粛することで投薬が不十分になってしまった人もいるかもしれません。いずれにせよ何かしら普段とは異なることが起きているような気がします。

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