鏡味健二郎氏死去。中咽頭がんの原因は?治療は?早期発見できる?

疾患

鏡味 健二郎さん(かがみ・けんじろう、本名鈴木茂男=すずき・しげお=太神楽曲芸師)16日午前7時37分、中咽頭がんのため東京都内の自宅で死去、85歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。後日お別れの会を開く予定。
戦後、進駐軍への慰問公演でデビュー。1951年にキャンデーボーイズを結成し、その後キャンデーブラザースに改称。寄席を中心に活躍した。
引用:JIJI.COM

まずは鏡味氏のご冥福をお祈り申し上げます。中咽頭がんは女性よりも男性に多いがんです。明確な原因は分かっていませんが、主には飲酒と喫煙が大きく関わっていると考えられています。長年の飲酒歴と喫煙歴がある人に生じやすい癌であり、こういった方は注意したほうが良いでしょう。また近年ヒトパピローマウイルスが中咽頭がんの発生危険性を高めるということも分かっています。

咽頭とは、鼻の奥から食道までを指します。この部位を上中下の三分割したうちの真ん中を中咽頭と言います。のどちんこ辺りから奥の部分を指します。鏡で見える範囲よりも奥の部位も中咽頭になりますので、詳しく観察するにはファイバースコープが必要になります。中咽頭癌は初期が乏しい場合が多く、早期発見が比較的難しいがんです。食べ物を飲み込んだときの喉の違和感やしみる感じなどがあげられますが、風邪をひいたのかな?と思ってしまう方が大半ではないでしょうか?そうこうしているうちに、がんが進行し、しみる感じは痛みに変化し、飲み込んだ時の違和感は飲み込みにくさに代わります。さらに発語が困難になったり、口が明けにくくなったりといった症状が出て病院に行ったところ中咽頭がんの診断を得ることになります。また咽頭はウイルスなどの感染にさらされやすい部位であるため、リンパ節が多くあります。結果リンパ節に転移し、その後全身に転移する流れができてしまいます。

治療のメインは手術です。基本的には切除できる限り手術を行いますが、顔やのど、首といった部位を大きく切除するので後遺症が残ります。また病気の進展度によっては放射線療法や抗がん剤による化学療法が選択されます。いずれの治療も満足の行く治療成績を残せているわけではありません。早期発見で手術を行っても5年生存率は60%前後といったところです。やはりまずは予防のためにもタバコをやめるアルコールはほどほどにしておくといったことが重要な疾患です。

 

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