中咽頭がんの原因は?治療は?早期発見には?ウイルス関連は?

疾患
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ペナルティのワッキーが中咽頭がんの治療について

告白している記事を見ました。

中咽頭がんってどんな病気なんでしょうか?

原因やその治療方法についてまとめたので記事にします。

 

中咽頭がんってどんな病気?

中咽頭がんは女性よりも男性に多いがんです。

明確な原因は分かっていませんが、

主には飲酒と喫煙が大きく関わっていると考えられています。

長年の飲酒歴と喫煙歴がある人に生じやすい癌であり、

こういった方は注意したほうが良いでしょう。

また近年ヒトパピローマウイルス

中咽頭がんの発生危険性を高めるということも分かっています。

中咽頭ってどこを指すの?

咽頭とは、鼻の奥から食道までを指します。

この部位を上中下の三分割したうちの真ん中を中咽頭と言います。

のどちんこ辺りから奥の部分を指します。

鏡で見える範囲よりも奥の部位も中咽頭になります。

中咽頭がんを早期発見するには?

中咽頭がんは早期に発見するのが難しいがんです。

なぜなら中咽頭を詳しく観察するには

ファイバースコープが必要になるからです。

また中咽頭がんは初期が乏しい場合が多く、

早期発見が比較的難しいがんです。

食べ物を飲み込んだときの

喉の違和感やしみる感じなどがあげられますが、

風邪をひいたのかな?

と思ってしまう方が大半ではないでしょうか?

そうこうしているうちに、

がんが進行し、しみる感じは痛みに変化し、

飲み込んだ時の違和感は飲み込みにくさに代わります。

さらに発語が困難になったり、

口が明けにくくなったりといった症状が出て

病院に行ったところ中咽頭がんの

診断を得ることになります。

また咽頭はウイルスなどの感染に

さらされやすい部位であるため、

リンパ節が多くあります。

結果リンパ節に転移し、

その後全身に転移する流れができてしまいます。

中咽頭がんの原因は?

主に飲酒と喫煙が原因と言われてきました。

しかし近年ではヒトパピローマウイルス(HPV)

が原因である対応もあることが分かっています。

ヒトパピローマウイルスに関連した

中咽頭がんは治療効果が異なるため

注目されています。

 

中咽頭がんの治療は?

治療のメインは手術です。

基本的には切除できる限り手術を行いますが、

顔やのど、首といった部位を大きく切除するので

後遺症が残ります。

また病気の進展度によっては

放射線療法や抗がん剤による化学療法が選択されます。

いずれの治療も満足の行く治療成績を

残せているわけではありません。

早期発見で手術を行っても5年生存率は

60%前後といったところです。

ヒトパピローマウイルス関連中咽頭がんの治療は?

ヒトパピローマウイルス関連中咽頭がんは

ウイルスが関連していないがんと比較すると

50%程度死亡のリスクが低くなることが分かっています。

死亡リスクが低くなる理由としては

放射線療法よく効くことがあげられます。

放射線療法は病気がある一定の範囲に限局していれば

リンパ節転移も含めて放射線の照射が可能であれば

治癒の可能性が望めます。

 

中咽頭がんの予防は?

まずは予防のためにできることは

タバコをやめる

アルコールはほどほどにしておく

といったことが重要な疾患です。

そのうえでHPVワクチンの承認を期待したいですね。

現状HPVワクチンは子宮頸がん予防のみ使用が認められています。

つまり男性には適応がなく、投与が出来ません。

中咽頭がんの原因となるヒトパピローマウイルスは

16型のウイルスが大半を占めます。

16型のウイルスは既存のワクチンで効果が期待できます。

外国でも男性にも承認されているワクチンですので、

日本でも承認され使用できるようになるといいですね。

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