蜂窩織炎の治療は?手術?点滴?現場復帰はどれくらい?

医療関係

日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)は大相撲春場所10日目の17日、発熱で休場していた西前頭15枚目の千代丸(28=九重)の、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の結果が陰性であることを発表した。同9日目の16日朝に40度あった熱も、この日朝に37度7分まで下がり、蜂窩(ほうか)織炎であることも明かした。

引用:日刊スポーツ

新型コロナウイルスの感染は否定されましたが、蜂窩織炎(ほうかいしきえん)だったんですね。どこの蜂窩織炎なんでしょうか?蜂窩織炎は、皮膚から皮下脂肪にかけての部分に細菌が入り込んで、感染する感染症です。ですので、はじめは外傷から始まります。外傷で皮下に感染を生じ、悪化すると蜂窩織炎になります。皮下の感染症ですので皮膚が赤く腫れて、痛みが生じます。はじめは局所の熱感があります。悪化すると全身の発熱が生じます。外傷が契機ですので、多く発症するのは脚の皮膚です。今回の千代丸も稽古中の外傷が契機なんではないでしょうか?

蜂窩織炎の治療は、感染症ですので抗菌剤の投与が選択されます。軽度であれば経口の抗菌剤になりますが、熱の状態や全身状態が割るようであれば入院の上点滴による治療となります。感染巣が大きくなければ抗菌剤の投与で回復するのですが、範囲が広ければデブリードマンと言われる外科的処置、つまり手術が必用になることがあります。デブリードマンとは、蜂窩織炎が生じた感染部位や壊死した組織をごっそり除去し、傷を洗浄することで他の組織・全身に感染が広がることを防ぐ手術です。感染が皮下にあるので、切ってもすぐに縫えずにしばらく傷を開けたままにして洗浄を繰り返す時もあり、初めて見たときには結構ショッキングでした。

感染の範囲によって治療方法が変わりますし、治療期間も変わります。感染が筋肉にまで及んでいると稽古ができない期間もかなり伸びてしまいます。千代丸の蜂窩織炎の範囲が大きくないことを祈っております。場合によっては力士人生にも影響を及ぼしかねない病気です。

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