新型コロナワクチンが筋肉注射であるわけは?皮下注だとダメ?

ワクチン
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新型コロナワクチンの医療従事者を対象とした接種が

2月17日から始まっています。

アメリカファイザー社のワクチンの名称は

「コミナティ筋注」です。

薬剤の名称通り筋肉注射指定です。

日本では予防接種は皮下注射です。

皮下注である理由は厚労省のガイドラインで

ほぼ全てのワクチンが皮下注だからです。

ではなぜ新型コロナワクチンは筋注なんでしょうか?

世界におけるワクチン接種の方法は?

世界では圧倒的にワクチン接種といえば筋肉注射です。

世界で受け入れられている注射の方法が筋注だから

ファイザー社もモデルナ社も筋肉注射で開発しています。

 

筋肉注射と皮下注射はどう違うの?

注射針の深さが違うと言ってしまえばそれまでですが、

実は筋肉注射と皮下注射は注射薬の吸収速度が違います。

皮下注射と比べると筋肉注射の吸収速度は約2倍です。

吸収速度の違いによるのか、ワクチンの免疫取得の精度は

筋肉注射の方が優れているというデータもあります。

 

日本でワクチン接種が皮下注射である理由

ワクチン接種に限った話ではないのですが、

日本では皮下注射が好まれます。

その理由は過去に筋肉注射によって生じた副作用です。

 

かつて薬剤筋注投与によって

「大腿四頭筋短縮症」という症状が認められ

それが社会問題になったことがあります。

この筋肉注射にワクチンは含まれていません。

したがってワクチンの筋肉注射を否定する

科学的なデータはないということです。

新型コロナワクチンは皮下注射ではダメなのか?

答えは「わからない」もしくは、「データがない」です。

ファイザー社もモデルナ社も筋肉注射でデータを作っています。

皮下注射でも理論的には大きな差はないと思いますが、

この理論的な確からしさは、実際に試験を組むと

簡単に否定されることは良くあります。

世界中で筋肉注射によって新型コロナを予防対策をしているのに

日本だけ皮下注射にして効果が劣ったとしたら

誰の責任になるのでしょうか?

薬品の許認可を行っているのはPMDAです。

PMDAと厚生労働省は一蓮托生です。

もしPMDAが皮下注射を許容して、

その効果が世界よりも劣っていたら?

当然役人の責任問題となるでしょう。

そんな責任を負う理由はないでしょうね。

新型コロナワクチンの同意書を確認した。

同意書の内容はほぼ他のワクチンと同じです。

1点珍しい記載がありました。

「血をサラサラにしている薬」を飲んでいるか否か

を、確認する項目がありました。

別にワルファリンを始めとした抗凝固薬や

バイアスピリンなどの抗血小板薬を内服していても

筋肉注射を行うのに躊躇はしませんが、

やはり注射後の腫れや内出血には注意したいのでしょう。

新型コロナワクチンを接種するために

血をサラサラにする薬を休薬する必要はないでしょう。

 

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