米国の独立検視官(検死官?)って何?その資格は?日本はどう?

時事問題

米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、独立検視官らは1日、遺族の要請を受けて行った検視の結果、死因は「窒息」で、殺人により死亡したと断定した。また死亡原因となるような持病も見られなかったとした。

引用:ロイター通信

この独立検視官ってのは、郡検視官に対しての言葉なんだと思います。遺族が郡検視官の診断に疑問の持ったために別途検視官を依頼したということです。郡所属でないから独立という意味なんでしょう。このニュースで一つ疑問なんですが、そこまで疑問なんだとすれば解剖して白黒つけたらどうです?検視とは言葉通り”視て”調べているだけです。検視だけでは誤った判断をする頻度は決して低くないことは常識。そんな不安定な検査では、前もって持った印象に結果が左右される可能性は否定できません。郡検視官は検視をする前に警察からあらかじめ現場の状況を説明されているでしょうから、警察が大して抑えてないのに急変したんだといえば「あぁそうか」で流される。独立検視官が家屋から強く抑え込まれて死んだんだと言われれば「あぁそうか」と流されます。いわんや独立検視官は現状の全米に広がるデモのことも知ってますし、遺族に同情しているからこそ検視官の役を承諾したのでしょう。どちらにしてもバイアスがかかりすぎてます。米国の検視官や監察医は、日本とそれとは異なり捜査権も持っています。仮に郡検視官が疑問に感じる点があるのであれば、監察医に依頼して解剖をするでしょう。そのうえで捜査をする権限も持っています。ただ今から司法サイドの監察医が解剖をしても信用されるわけがありません。どこか第3者の大学病院の法医学教室で白黒つけるべきでしょうね。

日本では検視官は、医師ではなく警察官が行います。資格としては刑事経験を10年以上または殺人事件の捜査を4年以上経験して、なおかつ警察大学校で法医学を修了している必要があります。ただ、実際には、検視が必要と考えられる全ての遺体を検視官が対応するのは困難であるため、大半は一般の警察官が代行しています。米国は医師が対応してます。日本と比べて法医学教育が進んでいます。米国における検視官は医学を体系的に学び、なおかつ法に関しても十分な知識を有した医師がなっています。日本での法医学の授業は大学によって差はあるでしょうが、全体から考えると微々たるものでしょう。法医学に関しての知識など私はほとんどありません。少なくとも今回のデモの発端となった事件と法医学の関係を日本と同じように考えるのは無理があります。慎重に経過を見ていきたいと思います。

『検屍官 沈黙する死体』 予告編

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