ツツガムシ病って、どんな病気?治療はどうするの?治るのか?

ダニ咬傷
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夏日の報告を天気予報で耳にするようになると

同じように耳にするようになる「ツツガムシ病」

ツツガムシとは、ダニの一種です。

ツツガムシ病は、ツツガムシの幼虫に刺されることで

発症する病気を指します。

どんな症状が出現して、どんな治療を行うのでしょう?

 

ツツガムシ病を疑うポイントは?

発熱が先行し、遅れて2~3日後に全身に紅斑(径1~2cm)が出現します。

発熱後に皮疹が出現する疾患はほかにもありますが、

発熱の10日~2週間程度前に草むしりなどの畑仕事をしていると

ツツガムシ病を積極的に疑うことになります。

 

ツツガムシ病の検査、診断は?

ツツガムシ病を疑ったら、ダニの刺し口を検索します。

刺し口を見つけたら、ほぼ確定ですね。

確定診断には病原菌(リケッチア)の遺伝子検査(PCR検査)や

抗体検査を実施することで成立します。


 

ツツガムシ病の治療方法は?治るの?

ツツガムシ病を疑ったら、早期に抗菌療法を開始します。

確定診断を待つ必要はありません。

ツツガムシ病と鑑別を要する疾患と比較すると

ツツガムシ病の方が死亡につながる可能性が高いからです。

抗菌剤はテトラサイクリン系抗菌剤かクロラムフェニコールです。

両剤とも日常診療ではめったに出番のない薬剤なので

やはりツツガムシ病を積極的に疑う癖を持っておく必要が

臨床医には求められます。

治療は入院にて行うのが一般的です。

高い発熱が継続するため、食事もとれないこともあり

点滴が必要になることも珍しくありません。


 

ツツガムシ病の予防は?

ツツガムシ病の原因菌であるリッケチアに対しての

ワクチンはまだ存在しません。

したがって予防のメインは

ダニに刺されないこと」です。

まずはダニがいる藪などに立ち入らないこと

また草むしりなどで立ち入る必要があるときには

長袖長ズボンを着用し、

ズボンのすそは靴下で覆いましょう。

 

とにもかくにも予防策が最も重要な疾患です。

草むしりなどは十分に対策をして行ってください。

 

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