多汗症とは、日常生活のレベルで汗が出すぎて困る病気です。
汗が出る部位は人によっては全身であったり、体の一部であったり。
汗が沢山出る疾患はいくつかありますが、
明らかな原因が見当たらない場合には多汗症として診断を受けます。
今回は特に相談を受けるワキ汗にフォーカスしてお話します。
ワキの多汗症の方は汗が気になって日常生活で不便を感じています。
- 電車でつり革をつかみにくい
- 汗で仕事や勉強に集中できない
- においも気になる
多汗症は立派な病気です。
従って治療に健康保険は利用できます。
ただ生活に支障をきたすレベルを証明する必要があります。
現状保険適応となっているのは
ワキの多汗症「原発性腋窩多汗症」だけです。
ワキの多汗症を疑うポイント
診断に至るポイントはいくつかあります。
- ワキ汗が気になりだしたのは若い時から(25歳以下)
- 左右のワキ同じように発汗する。
- 睡眠中はワキ汗はない
- 頻回にワキ汗が多いと感じる(1週間に1回以上)
- 家族にワキの多汗症の人がいる
- 日常生活からワキ汗が気になる。
上記の6つの項目のうち2項目に該当し、
症状が6か月以上継続していると
ワキの多汗症「原発性腋窩多汗症」と
診断される可能性があります。
ワキの多汗症の治療方法
どの治療方法を選択するかは担当医師との相談ですね。
多汗症の程度や治療の安全性、費用など
まずは皮膚科医と相談です。
塗り薬の利用
ワキに塗布します。
薬の効果は大きく分けて2種類です。
①汗を出す神経をブロックする
②汗の出口をふさぐ
塗り薬では2020年11月よりエクロックゲルが
保険収載されて利用されています。
注射薬の使用
塗り薬の①の効果と同様です。
汗を出す神経をブロックして効果を期待します。
神経ブロックにはボトックスが利用されます。
手術の実施
手術をの目的は汗を出す神経の切除です。
塗り薬と注射でも効果が認めない場合に
選択されます。
どこの病院に行けばいいの?
まずはお近くの皮膚科を受診することをお勧めします。
その上で治療方針についてご相談されると良いでしょう。
保険診療にこだわらない方
保険診療の治療では効果がなかった方で
時々、多汗症の専門の皮膚科のご相談を受けることがあります。
そういった方には「BON BON CLINIC」を紹介しています。
保険診療とはなりませんが、治療内容については
まず無料カウンセリングを受けることができます。
ちょっと相談したいと言った方にもお勧めしてます。
まずは無料カウンセリングから受けてみてもいいと思います。
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