吃音症とは?治し方は?何科を受診する?受診しなくても治る?

吃音症
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吃音症という症状をご存知ですか?

吃音症は100人に1人は持っていると言われており、

決して珍しい症状ではありません。

かつては「どもり症」とも言われていましたが、

現在は差別用語とみなされています。

吃音症とはどのようなものか?

また吃音症の治し方などについてお話しします。

 

吃音症の症状とは?

典型的とみなされているのが、

「お、お、お、おはようございます」

といった始めの言葉を

繰り返してしまう症状です。

裸の大将の

「お、お、おにぎりが食べたいんだな」

も吃音症です。

 

吃音症には、始めの一言が中々でない

難発と呼ばれる症状も含まれます。

こういった方は呼ばれても

すぐに返事ができないといった症状があります。

小児で呼ばれて目が合っているものの

返事がなかなか出てこない場合などが典型です。

 

その他に伸発と呼ばれる

一つの単語の言葉と言葉を伸ばしてしまう

症状もあります。

「こーんーにちは」などです。

ふさげていると思われがちですが、

本人は一生懸命話をしています。

 

 

吃音症の治し方は?

もし小学生以下のお子さんの吃音症でお悩みなら、

自然治癒する可能性が高いので

あまり神経質にならないほうが良いでしょう。

親が神経質になって

無理やり強制しようとすると

かえって子供は話をするのに緊張してしまい

自然治癒のチャンスを逃してしまいます。

小学生以下のお子さんの場合

お子さんとお話しするときは

ゆっくりゆっくり話をしてあげましょう。

子供が急いで話さなくても

大丈夫と思えるように

環境を整えてあげることです。

またお子さんの話がしっかりと伝わっている

と、感じさせるためには、

バックトラッキングという

傾聴スキルが有効です。

バックトラッキングとは、

相手の言葉をおうむ返しに繰り返すことで、

相手が話を聞いてもらえている

と、感じるテクニックです。

また、お子さんの吃音症が気になった時も

「落ち着いて」や「ゆっくり」

などとは言わず、

しっかり聞いてあげる

姿勢を取ってあげることで

安心感を与えてあげましょう。

思春期のお子さん、または思春期の方へ

思春期になっても

まだまだ自然治癒のチャンスはあります。

ただこの時期の子は周りからの視線が気になってます。

お子さんの心配でしたら、

あまり吃音症については触れることなく、

一つの癖のようなもの

と、とらえてあげましょう。

一番防ぐべきは人との付き合いに

恐怖心を持つことです。

 

また自分の吃音症が

気になっている方については、

まずは人の話をしっかり聞いてあげることに

意識を向けてみてください。

傾聴スキルを磨きましょう。

大人になると話上手よりも聞き上手の方が

貴重な人材になる可能性があります。

無理に話さなければならない

と、思い込む必要はありません。

10を聞いて相手が言いたいことを話したのちに、

一言二言の感想を述べるだけでも

人との信頼関係は築けます。

 

成人の方へ

吃音症を持つことに

コンプレックスを感じている成人の方もいます。

私も外来をしていると吃音症の方に出会います。

吃音症の方とのコミュニケーションが

とりにくいなんてことは思ったことはありません。

ちゃんと伝わっています。

相手の病状・不安なども十分理解できます。

ただ大半の方が、

自分が吃音症であることに悩み、

そして外来でも謝ります。

そんなときに、私は

「あなたが伝えたいことは理解できてます。

何も謝ることはありませんよ。」

と、伝えています。

吃音症でなくても

全くコミュニケーションが取れない方がいます。

こういった方の大半は、

自分の言いたいことしか言わない人です。

そんな人と比べると

よっぽどコミュニケーションが取れています。

 

それでもどうしても気になるという方のために

治療の方法について

続いて説明いたします。

 

何科を受診する?治療薬は?

吃音症が中々改善しない人の中には、

一定数、人との話をするときに生じる

不安障害を持つ人がいます。

参考:不安障害とは?その治し方は?潜在意識を変えれば克服できる!

 

そういった方には、抗不安薬や抗うつ薬の

処方をすることもあります。

比較的処方しやすいのはSSRIです。

抗不安薬や抗うつ薬の処方をする場合には

専門は心療内科です。

ただ心療内科や精神科を受診するのは

どうも気が引ける

 

という方には、

お近くの内科系のクリニックを受診すること

を、お勧めします。

あまり大きな病院だと

私は専門じゃないと

結局精神科に回されかねません。

吃音症の専門医なんかめったに出会えません。

 

病院そのものに受診したくない人へ

 

病院に行くこと自体がイヤ

そういった方もいると思います。

そういった方には、

ネットでのカウンセリングをお勧めします。

お勧めのカウンセラーは児島弘樹氏です。

児島氏はあがり症を専門とされているカウンセラーです。

 

そんな児島氏が誰でも簡単に

1日15分実践するだけであがり症が改善する

あがり症改善プログラムを作成し提供しています。

 

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