気象庁が今年の冬もラニーニャ現象が続く可能性が高いことを発表しました。
ラニーニャ現象が生じているときは例年と比べて気温が低くなると言われています。
気温が下がるということは、ダイエットのチャンスです!!
こんにちは。
企業勤めの内科医ヒロスケです。
今回は「ラニーニャ現象とダイエット」についてお話しします。
ラニーニャ現象とダイエット
意外と気にされていない方が多いのですが、気温が低ければ低いほど運動における脂肪の燃焼率は向上します。
脂肪の存在価値が何なのかを理解すると、その謎は解けます。
そうです。
脂肪は体温の維持のために存在するのです。
体温を維持するためのエネルギーとして脂肪は利用されるのです。
つまり、気温が低い環境に身を置けば勝手に脂肪は燃焼してくれます。
ラニーニャ現象により例年よりも気温が低くなる冬はチャンスです。
冬に太る理由はなぜ?
冬の方が太りやすいのに、冬がダイエットのチャンスなんて嘘だ!!
なんて声も聞こえてきます。
これにも理由があります。
人間の本能が、脂肪をため込もうとしているのです。
「気温が低い」→「脂肪が消費される」→「脂肪を補給する」といったサイクルです。
理屈からすると近年の猛暑である夏の方がよっぽど太りやすい環境であると言えます。
「猛暑で動けない」+「気温が高いので脂肪は燃焼しない」+「夏はそうめんなど麺類・炭水化物が多い」といった要因で夏場に糖尿病が悪くなる人はたくさんいます。
冬のダイエットに向けて、今しなければならないこと。
兎にも角にも運動の習慣を作りましょう。
9月~10月は運動の下地を作る期間です。
まずは歩きましょう。
1回に10分、15分程度でもいいです。
毎朝少し早起きをして歩きましょう。
今習慣を作らないと、冬本番は寒くて動くのが嫌になります。
だから今から習慣作りが大切です。
また少しづづ運動をしておくことで、けがの予防に繋がります。
どうしても冬は筋肉が温まりにくいので、肉離れ等の筋肉に関連したケガを起こしやすくなります。
まだ若干暑いくらいの今のうちに、けがの予防を意識して運動をしましょう。
ラニーニャ現象で例年よりも気温が低くなるニュースをみて、皆さん色々なことを想像されたと思います。
まずは大雪の被害は勘弁してもらいたいです。
ただスキー場関連の方々はちょっと安心しているのではないでしょうか。
いつもより少し寒い冬をポジティブに過ごすためにも今から運動の習慣を身につけましょう。
特に生活習慣病をお持ちの患者さんは今からですよ。
また生活習慣病の患者さんのご家族の方々は、積極的に声掛けをお願いします。
運動を始めるにあたってケガの予防は第一に考えてください。
運動を始めるには、先行投資が必要です。
ちょっといいシューズとジャージを購入しましょう。
自分に少しのプレッシャーを与えてください。
あと注意が必要なのは生活習慣病のコントロールが不良の方。
極端な温度差は心臓への負担になります。
長らく健診を受けていない方は今のうちに受けましょう。
健診を受ける時間がない方は、今は家に居ながらドックを受診できるサービスもあります。
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