新型コロナ感染予防に銅!そのウイルス不活化作用とは?

新型コロナウイルス肺炎
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群馬大学発のベンチャー企業「グッドアイ」(群馬県桐生市)と銅箔(どうはく)糸メーカーの「明清産業」(前橋市)が、付着したウイルスの不活性を早める銅繊維シートを開発した。シートには、半永久的な殺菌効果があり、人体には無害。使い捨てマスクなどの上を覆ったり、電気スイッチのカバーにしたりして応用できれば新型コロナウイルスの予防策になるという。

引用:毎日新聞

以前より銅の殺菌作用、抗ウイルス作用というものは有名だったんですね。恥ずかしながら私は知りませんでした。とはいうものの、今回は新型コロナウイルス感染予防にも役立てようとの開発であり、とても心強く感じます。まずは院内感染の予防のためにも優先的に病院への納入を急いでいただければと思います。

さて抗ウイルス作用の根拠についてですが、以前にもウイルスの生存可能期間についてアップしたことはあったのですが、銅については記載しておりませんでした。

金属によっても生存期間が変わるのには、銅ならではな効果があるからです。日本銅センターのホームページによると銅イオンの微量金属作用には、細菌類を死滅させる性質があることを確認しているそうです。例えばインフルエンザA型ウイルスを銅表面に接触させ経時的に感染数を測定した結果、1時間後に接種量の75%相当のウイルスが死滅し、6時間後は0.025%まで減少していたことを確認しています。米国の研究で、新型コロナウイルスの生存(活性)期間を確認したところ、銅の表面では4時間となっており、プラスチックやステンレスの48~72時間に比べると極端に短いというのも納得です。

身の回りで抗菌作用を期待して銅を使用している製品って結構あります。水道管に銅を利用するのにも訳があったのです。銅管は多くの高層ビルやマンション、一般住宅で給水・給湯配管として採用されています。北里大学では、ドアノブの金属素材に銅を使うことで殺菌作用を期待した実験データを公開しており、ステンレス製に比べ、青銅製、黄銅製のものがきわめて高い殺菌性を持つことが確認されています。

新型コロナウイルス感染が広がり、あの手この手でウイルスと対峙する方法が公開されています。これまで身近な存在だったものも実は効果がある場合があります。そういった情報を見つけたときにはぜひブログにアップしていきたいと思います。

何気なく見ていたウイルス対策スプレーにも銅イオンが含まれてました。

 

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