コロナウイルスって紙幣の上でどれくらい生きる?

新型コロナウイルス肺炎
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米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は6日、新型コロナウイルスの感染防止策として、日本を含むアジア地域から回収したドル紙幣ついて、市場に再流通させる前に検疫を実施していると明らかにした。ウイルスが紙幣を介して広がるリスクを考慮し、他地域からのものと1週間以上隔離する。

引用:時事通信

紙幣を介した感染を防止しようという動きが出てきました。お隣の韓国では紙幣を消毒しようと電子レンジで熱したら発火したってニュースが出ましたね。

韓国銀行(中央銀行)は新型コロナウイルスを消毒しようとして、電子レンジで紙幣を加熱し、発火するケースが発生していると警告を発した。

引用:時事通信

まぁ、お金は誰がどのように保管していたのかが分からないから、基本不潔のものという認識で間違いはないのですが、実際に紙幣での感染ってどの程度あるのでしょうか?例えばインフルエンザウイルスは、衣服や紙などの上では2~8時間程度生存するといいます。金属やプラスチックのようなつるつるとした表面の物質上では、24~48時間生存することが知られています。つるつるとした表面の物質の上のほうが生存期間が延びます。新型コロナウイルスに関しては、同様の環境では72時間は生存していると報告されています。では、紙幣の消毒って本当に必要なんでしょうか??データだけを考えれば紙幣よりもコインですよね?ちょっとアメリカですら、過剰な反応になっていると思います。

つるつるの表面が危険であることから、普段の生活で必要なのは、電車のつり革やエレベーターや階段の手すりなど多くの人が触れる部分です。こういった部分を触ってはいけないとは言っていません。大切なのは自分の手が不潔なものであるという認識を持つことです。自分の手を口や目、鼻と言った粘膜がある部分にもっていかないことが大切なんです。また家に帰ったときや会社に到着したら、まずは手を洗う、もしくはアルコール消毒を行うことが大切なんです。医師になったときに初めに教わった感染対策の一つです。病室の入り口一つ一つにアルコール消毒が置いてあるのを見たことがある人はいると思います。あれは手が不潔なものであることを前提においてあるんです。紙幣の消毒は過剰な反応と思いますが、手の消毒は過剰なくらいでちょうど良いかと思います。



 

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