「同居の孤独死」?何が問題なのか?どう対応すればいいのか?

少子高齢化社会
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「同居の孤独死」を問題視してる方がいます。個人的には何が問題なのか分かりません。ひと昔前のように息を引き取る瞬間には、家族が一堂に枕元に集まり、涙を流すってのを想像しているのでしょうか?

 家族と同居していたのに、自宅で死亡してもすぐに発見されない「同居の孤独死」が、2017~19年の3年間に、東京23区と大阪市で計538人に上ったことが、毎日新聞の集計で判明した。大阪市では、同居者が認知症のため発見が遅れたケースが全体の3割に上った。高齢化が進行する中、全国で同様の事例が相次いでいるとみられる。専門家は、国や自治体が支援を強化する必要性を指摘している。

引用:毎日新聞

孤独死に定義がある?

孤独死というのは、「主に一人暮らしの者が誰にも看取られることなく、当人の住居内などで生活中の突発的な疾病などによって死亡すること(引用:Wikipedia)」を指します。つまり一人暮らし、独居であることが前提なのではないでしょうか?

「同居の孤独死」は問題なの?

今回の毎日新聞の記事では死亡してから発見までの時間が記載されていません。例えば朝は元気だったおじいちゃんが、夕方には亡くなっていたというイメージを私は受けたのですが、何か問題でもあるのでしょうか?同居だが、亡くなってから発見されるまでに1週間以上かかったなんて例が続発しているのであれば問題提起しても良いと思いますが、24時間以内に発見できているのであれば何も問題はないのではないでしょうか?高齢者を自宅でみとるということは、死に際は立ち会えない可能性を受け入れるということです。ご家族の方が24時間おじいちゃん・おばあちゃんの介護ができる家であれば死に際に家族が集まれるでしょう。そうでない限り空白の時間が生じるのは仕方のないことではないでしょうか?

「独居の孤独死」を問題にするなら、その対策は?

はっきり言って、全高齢者を施設に入れる対応をする以外に対応策はありません。そしてすべての施設が24時間介護、24時間看護が可能であることが条件です。今の日本で可能な対応策とは思えません。記事の中にある「専門家は、国や自治体が支援を強化する必要性を指摘している」とは、いったい何を求めているのでしょうか?

「独居の孤独死」は問題にならない例が含まれる

私の曾祖母は自宅でなくなりました。前日の夕ご飯は食欲がないと言って早めに休みました。曾祖母は個室でした。朝ごはんの時間になり、声をかけると死んでました。曾祖母は「独居の孤独死」ですか?家族一同は眠るように亡くなった100歳の曾祖母を大往生とたたえました。認知症になることもなく、凛とした明治の女性でした。一応警察に連絡して、簡単な検死を行いましたが、何も問題視されることはありませんでした。「独居の孤独死」の中には高齢者の尊厳を守った結果生じた例も多くあるはずです。「独居の孤独死」なんて言葉が問題視されるようでは、今後の高齢化社会はやっていけないと思います。

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