17日午前8時20分ごろ、山形県米沢市城南4丁目の山形大学工学部有機エレクトロニクス(EL)研究センターの3階から煙が上がっていると、置賜広域行政事務組合消防本部に通報があった。同消防本部や山形県警によると、火は約2時間半後に消し止められた。煙を吸ったなどとして職員3人が病院に搬送されたが、いずれも軽傷とみられる。化学物質が燃えている可能性もあったため、同本部は放水を見合わせ、消火器などで消し止めたという。現場は同センター3階東側にある、有機トランジスタのデバイスを開発する研究室。非常ベルを聞いて駆けつけた非正規職員の男性(56)が、室内にあったごみから火が上がっているのを見つけて通報したという。
引用:朝日新聞
ごみから発火とのことですが、何が燃えていたのでしょう?発見した時には人はいなかったようですので、自然発火が疑われますよね。そうすると「危険物 第3類 自然発火性物質及び禁水性物質」に該当するような薬物でしょうか?
「危険物 第3類 自然発火性物質及び禁水性物質」には、カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄りん、リチウム、カルシウム、バリウム、ジエチル亜鉛、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、リン化カルシウム、炭化カルシウム、炭化アルミニウム、トリクロロシランといった物質が指定されています、さすがに昨日の信州大学付属松本小学校の実験での発火とは比べれませんね。
ただ気になるのはゴミが燃えていたという点です。私は医学で研究を経験しています。畑違いではありますが、ごみの管理は結構うるさく言われます。一部有毒な物質も使用していたので、その点は工学部でも同じではないでしょうか?こういった厳しく管理を要求される薬剤からの発火はさすがにないと信じたい。同様にタバコの不始末なんてもっとあり得ないと信じたい。案外リチウムイオン電池が濡れて発火したとかあり得るんじゃないでしょうか?
かつてサムソンのスマホが発火した事故もありましたよね。原因ははっきりしていないようですが、あれ以降飛行機でのリチウムイオン電池の取り扱いが厳しくなりました。山形大学は速やかに原因をはっきりして公表してもらいたい。今後同様な事故がないように周知する義務があると思います。
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