花粉症シーズン2021。花粉飛散量と内服治療の開始時期は?

花粉症
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2021年の花粉症シーズンが近づいてきました。

 

まだ先じゃないの?

お気持ちは分かりますが、あと2カ月もすると治療を開始する時期です。

 

スギ花粉の飛散量は?

2021年シーズンの花粉飛散量の予測ですが、数社の予測を確認すると例年と比較すると少ないと予測されています。2021年の花粉の飛散量の予測は2020年6~8月の気温と日照時間などの気象データやスギ・ヒノキの芽の発育状況から計算されます。現在のところ過去10年では最も少ないと予測されています。私は花粉症もちなので、このニュースは素直にうれしいです!!

スギ花粉の飛散開始時期は?

飛散の開始時期は例年とあまり変化はありません。九州地方・中国・四国の一部、東海地方は2月上旬、中国地方~近畿・北陸地方は2月中旬、東北は2月下旬、北海道は3月に入ってから、となっています。

 

スギ花粉症の治療開始時期は?

大半の患者さんは花粉症の症状が出現してから病院を受診されます。特に2021年シーズンは花粉の飛散量が少ないと予測されているので、そういった患者さんが多くなりそうですね。ただ花粉症をしっかり押さえて、花粉症のシーズンを何の症状もない快適なシーズンにしたいなら、花粉飛散時期の2週間程度前より治療を開始することをお勧めします。例年抗ヒスタミン剤だけで良好なコントロールが可能な方は抗ヒスタミン剤を内服開始しましょう。抗ヒスタミン剤だけでは不十分な方は、最初から抗ヒスタミン剤に抗ロイコトリエン拮抗剤を追加した処方をお願いしましょう。

花粉症の症状をゼロにする重要性

2021年の2月~4月には、おそらく新型コロナウイルスに対するワクチン接種が始まると予想しています。そういった時期に花粉症によって副鼻腔炎などになっていると接種を見合わす可能性もあります。また花粉症から副鼻腔炎(蓄膿症)になると咳嗽が止まりません。この時期に止まらない咳という症状は診察を受け入れてくれる病院が限られるかもしれません。医療崩壊が叫ばれている昨今ですから、前もって予防できる疾患については自己責任の名のもとしっかり管理したいですね!!

 

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