ビタミンD3が骨を強くすることに非常に役に立つことは知られています。しかし、花粉症にも効果があるのはご存知でしょうか?ビタミンD3の新型コロナウイルスに対する効果と花粉症との効果は実は関係があります。
ビタミンD3の免疫における効果とは?
ビタミンD3の免疫における効果は、免疫の調節作用です。免疫とは、攻撃と抑制の二つの面を持っています。攻撃ばかりだと自分の体へのダメージが残り、抑制だけだと外敵から自分を守れません。新型コロナウイルス感染における身体的ダメージはサイトカインストームであると言われており、サイトカインストームは極端に攻撃側にバランスが偏った状態であると言えます。ビタミンD3はこの攻撃と抑制のバランスを取り持つ成分であると言われます。実際に新型コロナウイルス感染に有効だと言われるデキサメサゾンは攻撃を抑制する薬剤です。
ビタミンD3の花粉症への効果は?
免疫の視点からすると花粉症は、反応しなくてもよい花粉に極端に反応した結果、つまり攻撃側にバランスが偏った状態であると分かります。ビタミンD3はそのバランスを取り持つ成分であるため、花粉症への効果が期待できるという訳です。
ビタミンD3の免疫調節のメカニズムは?
ビタミンD3は、免疫担当細胞である樹状細胞、マクロファージ、制御性T細胞、抗原提示細胞といった免疫系の大半の細胞と結びつきます。それらの細胞と結びつくことでメン細胞の調整作用を行います。実際にビタミンDの欠乏によって、免疫系の整合性を失い、膠原病を始めとする自己免疫性疾患が生じると考え、研究を行ている団体もあります。
関連記事
コメント