単身赴任の夫の食事と栄養管理ってどうしています?お勧めは?

食品
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クリニックで診療を行っていると一定数いる単身赴任中の患者さん。

高血圧、高脂血症、糖尿病。

私は睡眠時無呼吸症候群の診療もしています。

どの疾患も食事運動療法は必須と言えますが、中年以上の男性一人暮らしに食事療法など期待できません。

私の外来診療のお話を交えてお勧めの方法を紹介します。

 

こんにちは。

企業勤めの内科医ヒロスケです。

今回は「単身赴任の夫の食事と栄養管理」についてです。

 

単身赴任の男性が陥る罠

多くの男性が単身赴任を契機に生活習慣を乱します。

朝は出勤のギリギリまで寝て、夜は夜更かしをしています。

朝起きる時間がギリギリになると朝食を取らないため、昼食をドカ食いします。

昼食のドカ食いは血糖値を上昇させます。

また空腹感が強いと炭水化物を欲するため、

ラーメンにチャーハンと餃子!!

などという恐ろしい高カロリーな食事を口にすることになります。

ラーメンの汁も飲み干し、塩分制限なんてどこ吹く風。


単身赴任をしていると家族が家にいないので、帰宅時間を気にしません。

遅くまで仕事をして、帰りに一杯飲んで帰るなんてお父さんもいるでしょう。

コロナ禍で飲食店が早く閉まってしまうので、夕食はコンビニ弁当で済ませるという方もいました。

コンビニ弁当もものによってはヘルシーなんですが、お酒が好きなお父さんだと夕食後に家飲みが始まります。

肴はポテチを始めとしたスナックです。

こんな生活を半年もしていたら、スリムだった旦那様もあっという間にメタボ体型です。

そして生活習慣病を合併します。

こんな人沢山知っています。

単身赴任の男性がまずするべき事

まず行うべきは早寝早起きの習慣です。

生活習慣の乱れは起床時間と就寝時間の乱れだと思います。

早起きは朝食をとる機会を作ります。

朝食を摂ることで昼食をヘルシーな定食にしようという意識が生まれます。

就寝時間を決めれば、ダラダラと家飲みをすることはなくなります。

できれば早起きして散歩の時間を確保するのが理想ですが、いきなりは難しいですよね。

冗談ではなく、私は外来で早寝早起きの習慣を指導しています。

単身赴任中の食事療法ってどうしてる?

栄養士さんにお願いすると、このお父さんには無理でしょう?って指導内容が出てきます。

とりあえず簡単、可能な範囲から始めましょう。

まずは朝食はご飯と味噌汁、納豆でOKです。バナナもつけるとより一層素晴らしい!

ご飯はパックのごはん、みそ汁はフリーズドライの味噌汁でOK。

パンは昼食前の空腹感が強くなるため、ご飯の方が好ましいです。

 

昼食は定食にしましょう。

魚料理の美味しい定食屋さんを行きつけにすると良いですね!!

ラーメンは2週間に1回程度に控えましょう。

さて問題は晩御飯です。

晩御飯も定食屋さんで済ませましょうと、言いたいのですが、夕食は高い。

ランチと同様の内容・価格で夕食を食べるのは無理です。

スーパーでお惣菜を買ってくるとどうしても油物が多くなり、結局メタボの道へ。

自炊する時間や能力がないお父さんには、結局宅配のお弁当をお勧めしています。

今は宅配の食事も色々あるのでお好みで選ぶのも楽しいと思います。

私がお勧めしているのは「わんまいる」です。

味付けは子供には渋いですが、大人にはちょうど良いくらい。

管理栄養士が監修しているので、安心してご利用できます。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

参考:食材宅配を「わんまいる」にした理由と感想。今月のお勧めは?

 

旦那様の健康管理は単身赴任になると旦那任せ。

外来に一緒に来る奥様の顔は、不安な表情か怒りの表情です。

旦那様の健康管理もいっそ外注してみるのも良いかもしれませんよ。

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