赤口とは?その意味は?お祝いは避けたほうが良いの?

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赤口(しゃっこう)とは、陰陽道で大凶の日とされる日です。陰陽道とは、宇宙全体にある普遍の原理によって、世界そのものの意味とあらゆる動きを理解し、解読するための思想であり技術です。「赤」は火の色や血の色を連想させるため、災いの意味を持つと言われています。つまり「火の元、刃物には注意」といった意味が含まれます。基本的には縁起が悪い日とされますので、お祝いは避けたほうが無難です。ただお昼の時間(11時~13時)のみは吉とされるので、何かの都合で赤口にあたる日に婚姻届けを出す必要がある人には、この時間を狙って提出することをお勧めされることもあります。

1.赤口とは?その由来は?

陰陽道には「赤舌日(しゃくぜつにち)」という日があります。この日は陰陽道の羅刹神が支配する日と言われています。羅刹神はインド神話における鬼神で、人を惑わし、人を食うと言われている悪魔や魔物のことです。その「赤舌日」が「赤口」となり、凶日となりました。ただ羅刹神は後に仏教に入り、毘沙門天の眷属となって守護神になります。

2.赤口でのお祝いにお昼だけが吉となるのは何故?

実は六曜それぞれに吉凶時間があります。大安は一日中吉、仏滅は一日中凶となりますが、友引は赤口の昼の時間以外は吉、先勝は午前中が吉、先負は午後が吉となっています。この六曜が順番に回っています。大安→友引→先勝→先負→赤口→仏滅の順に縁起が悪くなり、その順に縁起の良い時間が短くなっていきます。ちなみに縁起の良い時間の割合は先勝・先負の両者とも同じですが、電気のない昔は朝が早かったので活動時間は午前中が長くなり、午前が縁起のよい「先勝」の方が「先負」より縁起が良いとされています。

3.六曜の意味は?由来は?

暦注で、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六種
中国の六壬時課または小六壬と呼ばれる時刻、日の吉凶占いが室町時代に日本に伝わって変化したもの。

出典:広辞苑第七版 岩波書店

中国から伝わった占いの一種です。占いですので、信じる信じないかその人次第です。ただ他人を巻き込むイベントごとについてはこういった知識は持っておいたほうが、他人に嫌な思いをさせずに済みますよね。

六曜を信じる人信じない人は様々だと思います。どちらも自由なんですが、要らぬトラブルを発生させないためにも赤口ではお祝いは避けたほうが無難だと思います。

 

 

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