新型コロナウイルス感染に「コルヒチン」が効果があるのでは?
と、琉球大学と横浜市立代の共同グループが発表しました。
琉球大学が5日、痛風の治療薬として知られる「コルヒチン」が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化を防ぐ薬として有効であることを確認するために来年1月に横浜市立大学と共同で臨床試験(治験)を始める、と発表した。コルヒチンは痛風薬として既に安全性が確認されており、COVID-19に対する効果も確認できれば、初の軽症、中等症患者向けの抗炎症薬となる。
引用:サイエンスポータル
コルヒチンは、
イヌサフランの種子や球根に含まれている成分で
形成されていますが、
イヌサフランそのものは非常に毒性の強い有毒植物です。
毎年、行者ニンニクや玉ねぎなどと間違って
誤食してしまい食中毒を起こす症例が報告されています。
引用:厚生労働省ホームページ
イヌサフランの食中毒の症状って?
イヌサフランの毒は加熱処理しても変化しません。
ほんの少量を口にしただけでも
下痢や嘔吐と言った消化器症状が出現し、
皮膚の感覚が低下し、重篤化すると呼吸困難感を生じ、
命にかかわることもあります。
上述したように、行者ニンニクや玉ねぎとの誤食のため、
かなりの量を口にすることがあり、
重症化した症例が報告されています。
イヌサフランの毒の成分は?対処方法は?
イヌサフランの毒の成分は、
まさに薬効成分と同じ「コルヒチン」です。
薬効成分である「コルヒチン」は大量に摂取すると
食中毒を生じるのです。
コルヒチンによる中毒症状に対しての
特別な対象方法はなく、
胃洗浄や活性炭の投与を行い
対処療法を行う以外に対策はありません。
コルヒチンが含まれている植物は他にあるの?
イヌサフランの以外には、グロサリオなどにも含まれています。
引用:サカタの種ホームページ
グロサリオの根は山芋に似ています。
そのため山芋との誤食によって
コルヒチン中毒を生じた患者も報告されています。
コルヒチンが新型コロナウイルスに効果がある可能性が
示唆されたことは非常に喜ばしいことです。
しかし安易に抽出元の植物を口にすることはないように、
注意喚起も同時にしていただきたいと感じました。
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