サルモネラ菌食中毒の症状は?その原因は?子供に特徴はある?

食中毒
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サルモネラ菌による食中毒は毎年話題に上がります。サルモネラ菌に感染すると、どういった症状が出現するのでしょうか?また命への影響はあるのでしょうか?予防にはどうすれば良いのでしょうか?

 岐阜県は、郡上市の保育園と幼稚園で給食を食べた園児あわせて54人が、サルモネラ菌による食中毒に感染していたと発表しました。  岐阜県によりますと、食中毒が発生したのは、郡上市の妙高保育園と妙高幼稚園で、9月12日から23日にかけ、1歳から6歳までの園児あわせて54人が発熱や下痢、腹痛などの症状を訴えました。

引用:東海テレビ

1.サルモネラ菌の食中毒の症状は?

一般的な食中毒の症状と同様に、吐き気、下腹部を中心とした腹痛、下痢、38℃前後の発熱などです。症状は3~4日継続します。早期に治療を行わないと菌血症にまで発展する可能性があります。重症化した場合には、命への影響もあり、致死率は0.2〜0.5%と言われています。潜伏期間は、数時間から3日ほどと非常に幅があります。平均すると12時間くらいと言われています。

2.サルモネラ菌の食中毒の子供の特徴は?

子供や高齢者は免疫力が低いため、少量のサルモネラ菌でも食中毒を起こすことがあります。したがって、親は大丈夫なのに子供だけ食中毒になるということはあり得ます。

3.サルモネラ菌の感染経路は?予防策は?

サルモネラ菌の感染経路で有名なのは、鶏卵です。賞味期限が切れた鶏卵を生で食べるのは、サルモネラ菌の食中毒の危険性が高い行為です。サルモネラ菌は卵の殻に付着していることがあります。賞味期限が切れている卵を触った手で、調理器具を触り、そこから感染が拡大することもあります。予防策は、卵は冷蔵庫に入れておくこと。そして鮮度に疑問があるときは火を通した料理しか口にしないこと。卵を触った後の手はこまめに洗うこと。

サルモネラ菌は卵だけにいる菌ではありません。鶏肉にも存在します。生肉用の調理器具と生野菜や果物用の調理器具を区別する必要があるのは、こういった点から来ています。ご家庭でも注意してください。

ペットからの感染も報告されています。ペットは症状がない場合が大半です。それでもペットの腸内にサルモネラ菌がいる場合があります。ペットを触った後には手洗い・手指消毒を行いましょう。

4.サルモネラ菌って、どんな消毒剤が良いの?

基本的にはサルモネラ菌は、色々な消毒剤が効果的です。消毒剤に対する抵抗性は弱い細菌と言えます。消毒用エタノールをはじめ、次亜塩素酸ナトリウム、ポビドンヨード、逆性石けん液(ベンザルコニウム塩化物液)など、ほとんどの消毒剤が効果があります。

岐阜県で生じた幼稚園の集団食中毒の感染経路は何だったのでしょうか?サルモネラ菌の食中毒は非常に身近な食中毒です。日常より意識して予防する必要はあります。

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