日本教育学会って何?思想は?日本学術会議とどう関係するの?

政治
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日本学術会議の任命問題は尾を引いてます。個人的な意見としては、以前ブログにアップしたのですが、基本的に何が問題なの?って印象で、学問の自由を訴えるのであれば、別に政府の下部組織に入らなければよいだけで、公務員でないといけない理由もないでしょう。その点は日本は学問の自由が保障されている国だと思っています。

日本学術会議が推薦した新会員の候補者6人が任命されなかった問題で、教育系で国内最大規模の日本教育学会(会長・広田照幸日本大教授、会員約3千人)は7日、経緯と理由を明らかにし、任命拒否を撤回するよう求める緊急声明を出した。

引用:共同通信

そこで、出てきたこの記事。さて、日本教育学会とはいかなる学会何でしょうか?

1.日本教育学会とは?

日本教育学会は、会員数約3千人、教育学に関わる研究領域を対象としている学会です。1941年に設立しています。その設立趣旨は、

「教育学に関する学理及びその応用についての研究発表、知識の交換、内外の関連学会との連携協力等を行うことにより、教育学の進歩普及を図り、もって、わが国の学術の発展に寄与することを目的とする」

ちなみに、日本内科学会の会員数は約11万5千人です。医師の世界から見るとなんですが、規模としては非常に小さな学会と言えなくもありません。

2.日本教育学会の活動内容は?

季刊誌として「教育学研究」を出版しています。本学会誌の発行部数は3300部です。会員数と一致するので、会員にだけ配っているようです。なんか意味のある雑誌なんでしょうか?教育関係の方でご存知の方はぜひコメントください。

3.日本教育学会と日本学術会議との関係は?

日本教育学会は、日本学術会議に登録された教育学系の約70ある学会の一つです。ただ大半の学会は、幼児教育や哲学といった特定の分野にフォーカスした学会であり、教育の総合性・包括性を持った学会です。つまり、日本教育学会は日本学術会議に認定される対象ということです。ちなみに日本教育学会会長の広田照幸氏は、日本学術会議の連携会員です。

4.日本教育学会の思想と日教組

戦後の日本の教育界は、左派の人に牛耳られてきました。日本教育学会の歴代の会長の面々を見ても、それがよくわかります。例えば、日教組の『倫理綱領』を作成した一人でもあった大田堯名誉教授は、日本教育学会会長を1980年8月25日~1992年8月30日の間、努めています。学会中枢部の思想は歴史を見る限り、左派と考えて間違いないでしょう。

学会の規模と歴史的背景を考えると、日本教育学会が菅内閣を批判しても、右派の方々には痛くもかゆくもないような印象ですね。今後の対応がどうなるのでしょうか?

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