摂食障害の治し方。自力・家族でもできる?私の妻の場合は?

摂食障害
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摂食障害の治療の基本は、やはり専門家に相談することでしょう。したがって自力で治すというのは、困難であることは間違いありません。しかしながら、不可能ではありません。例えば、私の妻は結婚前に摂食障害を有していた期間がありました。結婚後にも時に症状が出現しましたが、現在はほとんどありません。結婚後もあるときまでは、改善と悪化を繰り返していました。その”あるとき”についてと、自力での対応についてアドバイスしたいと思います。

摂食障害の妻への対応について

私は摂食障害の専門家ではありません。しかし外来で摂食障害の方やそのご家族から相談を受けることはあります。自分の経験談からお話をするのですが、やはり大切なのは、無理強いはしない、ことでしょう。妻に対しても無理強いはしませんでした。無理強いすると、結局自分で嘔吐します。したがって、ちょっとだけ食べるように勧めて、それ以上の無理はさせませんでした。欲しいものがあれば、それを少しだけ口にする。場合によっては、外食に誘う、などなど。症状の改善と増悪は交互に来ました。そうしているうちにだんだん悪化する時期・期間が短くなってきました。今思えば、結局食べても食べなくても私の態度が変わらないことで、食事に対しての嫌悪感や体型についての異常なこだわりが無くなったのだと思います。摂食障害が落ち着いたことで、生理が整い、長男を妊娠しました。その後はぱたりと症状は落ち着きました。母親になると、自分の体が自分のためだけのものではなくなるので、自然と良くなりました。

摂食障害の原因と改善の理由

摂食障害は、体重や体型への異常なこだわりが原因の一つと言われます。そういった意味では、食べても食べなくても、周囲の反応が変わらないのであれば、そのようなこだわりはなくなるのでしょう。ご家族の方は、少しづつでも食べているのであれば、食べている事実に目をむけて、食べない時には、むしろダイエットに協力するように低カロリーでも良いので、少しでも食べるように勧めてあげましょう。

摂食障害とその治療方法を学ぶには?

そもそも摂食障害の方は自分が病気であるという認識がない方が大半です。中には、おかしいと分かっていながら止められない方もいます。ご家族には、自分の娘が、妻が摂食障害だと認めることができない方もいます。ですので、まずは学びましょう。いきなり専門病院に行くのは勇気がいるかもしれません。摂食障害を学び、そして自分自身と家族が一緒に治療に臨む上で、「こころの相談室」が提供しているプログラムがあります。このプログラムは、「摂食障害を一人で治したい人へ」と記載していますが、家族で治したい人に向けて作られたと言っても良いと思います。もちろん専門家のサポートがあったほうが良いのは言うまでもありません。

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