セルシンの効果発現時間と効果持続時間は?内服は何時がいい?

抗不安薬
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セルシン錠は、「抗不安薬」です。不安・緊張・抑うつが生じる疾患として、神経症やうつ病、心身症に適応があります。また手術時の麻酔前投薬にも用いられます。特殊な使い方としては、脳脊髄疾患に伴う禁痙攣・疼痛にも使用されます。それぞれ効果を最大限に得るためには、何時内服すれば良いのでしょうか?内服からの効果発現時間と効果持続時間の観点からお伝えします。

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1.セルシン錠の効果発現時間を考える。

セルシン錠は、内服後速やかに血中に吸収されます。セルシン錠を内服してから有効成分であるジアゼパムが血中で最大濃度になるのが、1~2時間後になります。抗不安効果を得るための、至適血中濃度は300~400ng/mLと言われています。同様の血中濃度を得るためには、セルシン10mg錠を内服してから1時間ほどの時間が必要になります。薬剤の効果を得るためには、1時間ほどが必要ということがお分かりかと思います。

2、セルシン錠の効果持続時間を考える。

セルシン10mg錠を内服してから効果発現までには1時間程度要することが分かりました。では、効果持続時間はどうでしょうか?有効血中濃度である300~400ng/mL以下に下がるのは、内服後3時間程度で下回ります。つまりセルシンの抗不安作用の効果持続時間は2時間程度ということになります。

3.セルシン錠が何時内服すれば良い?

セルシン錠の最大効果を得るためには、内服後1時間から3時間の2時間です。手術に対する抗不安効果を得るために、手術室に入室する1時間ほど前に内服するのがベストです。心身症などに対する抗不安作用を最大限に得るためには、ストレスがかかるであろう時間を逆算して内服するのも良いと思います。ただしうつ病などに対しては、セルシンだけではどうしても効果が得られない時間が生じます。SSRIやSNRIといった基礎薬を別に内服しておく必要があります。主治医の指示に従い、自己判断での内服はやめてください。

セルシン錠は、一般的に依存性を生じにくい薬剤と言われています。しかしながら、用法用量を超ええ使用すると、それにより副作用の発現の可能性も上昇します。必ず処方医の指示に従い、正しく使うようにしてください。

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