ずっと薬価が着いていなかったベクルリーについて薬価が着きました。
その値段は、一瓶6万3342円です。
こんにちは。
企業勤めの内科医ヒロスケです。
今回は「ベクルリーの薬価と治療費」についてです。
ベクルリーの投与にかかる費用は?
ベクルリーの用法用量は、
「成人及び体重40kg以上の小児には、投与初日に200mgを、投与2日目以降は100mgを1日1回点滴静注。体重3.5kg以上40kg未満の小児には、投与初日に5mg/kgを、投与2日目以降は2.5mg/kgを1日1回点滴静注。総投与期間は10日まで」
となっています。
体重60kgの人であれば、初日に6万3342円x2=12万6684円。以後一日6万3342円が最大で9日間ですので、最大で69万7284円となります。
ただ政府の方針で今はまだCOVID19の治療に関しては治療費が発生しないため、患者負担はありません。
ベクルリーの流通は変わるの?
また、ベクルリーの流通は国費でまとめて買い上げた上で医療機関に配布する形をとっています。
今後は一定期間で国費での買い上げ分を使い切った後に通常の流通に乗せていくものと考えられます。
病院がベクルリーを入手するには、現在【新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム:Gathering Medical Information System on COVID19(GMIS)】というシステムを利用して入手しています。
今後の通常ルートの変更や病院の入手方法についてはまだ明らかにされてはいません。
ベクルリーの使用に料金が発生するのは何時?
新型コロナウイルスが指定感染症から外れたときが治療費が発生するタイミングでしょう。
ではそのタイミングは何時でしょう?
やはりワクチン接種が大半の国民にいきわたり、感染者の大量発生が抑制できたと政府が判断した時だと考えます。
そう考えるとワクチン未接種の人が多くいるうちは費用は発生しないと考えます。
ただワクチン接種を躊躇されている方は、将来治療費を払わなくてはいけないリスクを負う可能性は否定できません。
実際には高額医療になるので支払い上限額はかなり抑えられるとはずではあります。
やはり予防可能な疾患は予防しておいた方が賢明であると思います。
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