ラキソベロン液の効果発現時間はどれくらい?何滴までなら大丈夫?

便秘症

便秘でお悩みの方はたくさんいらっしゃいます。私の外来も3~4人に1人は何かしらの便秘の薬を内服されています。便秘がひどくなると夜間救急に飛び込んでくる人もいます。便秘がちの方は普段より水分をしっかりとり、食物繊維を摂取して、運動も定期的に行いましょう。それでもダメな時は薬の助けを借りましょう。今回は便秘薬の一つであるラキソベロン液について述べたいと思います。

1.ラキソベロン液ってどんな薬?

ラキソベロンは、刺激性下剤に分類される便秘薬です。腸の動きが悪く、便が腸管に渋滞を起こしてしまうタイプの便秘に対して効果的です。主には診察で腹部の音を聴診した時にお腹の動きが悪いな~、と感じた患者さんに選択します。

2.ラキソベロン液は飲んでどれくらいで効いてくるの?

効果発現時間は、一般に7時間から12時間くらいです。個人差が大きいのでばらつきがあります。

3.ラキソベロン液はいつ飲めばよいのでしょう?

夕食後~寝る前の時間に内服することをお勧めしています。朝の目覚めとともに、もしくは朝食後に便意を催すのが自然でとても良い習慣であると考えるからです。

4.ラキソベロン液はどれくらい飲めばよい?

ラキソベロン液は滴数で微調整ができる非常に優れた薬剤です。基本的には便秘がひどくなったときや、ひどくなりそうなときに頓用として処方します。ですからベースにどれくらい便秘薬が入っているか?これまでの便秘がどの程度なのかを問診で確認してから滴数を決めます。初めて内服する方に関しては、3~4滴から徐々に増やしていく形をとります。

5.ラキソベロン液は最大何滴まで内服しても大丈夫?

大腸検査を行う時には、前処置としてラキソベロン液を1本丸々内服してもらいます。したがって1本分(150滴)内服することは可能です。しかしながら常用することはお勧めできません。ただでさえ刺激性下剤は繰り返し内服すると徐々に効きにくくなることが分かっています。15滴~20滴を上限として、それでも便秘に苦労するようなら、日常に内服できる便秘薬を処方してもらいましょう。

6.ラキソベロン液と相性の良い便秘薬って何?

便秘薬には、刺激性下剤と浸透圧性下剤の2種類があります。ラキソベロン液が刺激性下剤に該当するので、浸透性下剤を組み合わせるのが標準的な考え方です。浸透性下剤の代表が酸化マグネシウムです。マグネシウムの浸透圧で水分を便中に保持して、便を柔らかくさせます。腎機能に問題がなければ副作用はほぼないと言っても過言はありません。近年いくつかの下剤が開発され、承認を受けています。浸透圧性下剤と同様の働きが期待でき、さらに酸化マグネシウムと異なり腎機能の心配をしなくても良い薬剤にアミティーザという薬があります。個人的にはよく使用する薬です。

便秘薬は薬局でも購入できる薬もたくさんあり、病院を受診せずに自己判断で対処されている方もたくさんいらっしゃいます。ただ薬局で購入できる薬の大半は屯用での使用が基本の薬剤が多いです。もし、常用する薬が希望であれば内科を受診されることをお勧めします。

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