人間ドックの胃カメラが必要な人と、楽にカメラを受けるコツ。

人間ドック

人間ドックは会社から言われるから毎年受けてるんだけど

胃カメラって毎年受けなきゃダメなのかな??

胃カメラってしんどいから嫌なんですよね・・・。

良く相談を受けます。

結論から言うと人によっては毎年は不要です。

 

こんにちは。

企業勤めの内科医ヒロスケです。

今回は「人間ドックの胃カメラについて」

胃カメラを毎年受けるべき人と必要ない人

最後に胃カメラを楽に済ませるコツについてもお話ししましょう。

人間ドックの胃カメラの目的は?

目的は早期の胃がんの発見です。

では胃がんの好発年齢は、何歳からなんでしょうか?

一般には50歳代から増加し、80歳台にピークを迎えます。

50歳を超えたら毎年胃カメラは受けたほうが良いです。

胃カメラとピロリ菌

胃がんの発生にはピロリ菌も関係しています。

50歳未満でピロリ菌の存在が否定されているのであれば

毎年胃カメラを受ける必要ないと考えますが、

ピロリ菌感染を指摘された方は

毎年胃カメラを受けるか、除菌治療を受けましょう。

胃カメラと喫煙・アルコール

喫煙者、アルコールは食道がんの危険因子です。

胃カメラの目的には食道がんの早期発見も含まれます。

したがって、喫煙者・お酒好きの40歳台は胃カメラは毎年受けることをお勧めします。

ちなみに私は喫煙はしませんが、お酒が好きなので毎年胃カメラは飲んでます。

胃カメラと胃薬の内服

胃薬でH2ブロッカーやPPI(プロトンポンプ阻害剤)を常用している方は

毎年胃カメラを受けることをお勧めします。

特にPPIは非常に効果が強いため、胃がんが発生していても

かなり進展しない限り症状が現れません。

PPI内服中の方は人間ドックではなく、主治医に年に一回の胃カメラを申し出ましょう。

胃カメラとバリウム検査

胃カメラは嫌なのでバリウム検査しかしない!!

って方がいますが、異常が見つかると結局胃カメラをすることになります。

したがって以下のように答えています。

ちなみに私はバリウム検査後の便秘薬が苦手なので

選択できる環境であれば絶対に胃カメラを選択します。

同じ臓器を検査を繰り返しすることになるくらいなら

1回の検査で済ませたくありませんか?

胃カメラを楽に済ませるコツ

胃カメラをされる立場とする立場の両者を経験してみると

楽に済ませるコツのようなものがあることに気がつきます。

この人は胃カメラを受けるのが上手だな~

と感じる人がいるのは事実です。

もちろん実行する側の腕にもかかっていますが

それでも受ける側にもコツがあります。

一番のポイントは力を抜いて、まな板のコイになること。

お腹に力が入るとどうしてもゲップができます。

ゲップをすると胃を膨らます為の空気を再度入れる手間が発生します。

つまり時間がかかります。

胃をしっかり膨らまさなければ、ひだとひだの間を観察できません。

したがってどうしても胃を膨らませる必要があります。

胃を膨らませるタイミングは基本的には検査終了間近です。

このタイミングを乗り越えるともうすぐ終了です。

多くの医師が行っている観察の順番ですが

食道→胃・食道結合部→胃幽門部(十二指腸の入り口)→十二指腸→胃角部→胃噴門部→胃体部(前後)

という順番です。

胃を膨らませる必要があるのは、胃角部~胃体部の観察の期間です。

この観察期間は2分~3分程度でしょう。

異常があれば時間がかかるかもしれませんが、大した時間ではありません。

この時にゲップをすると一から空気の入れ直しになります。

大切なのは、頑張るのではなく力を抜くこと。

ゆっくりと深呼吸を繰り返しましょう。

 

カメラを実施する側からいうとこの時間をいかにスムーズに済ませれるか

で、楽に終わったと実感できます。

 

胃カメラを飲み込むが苦手なんだけど・・・

という方もいますよね。

そんな方は喉にカメラが当たった感触を確認したら

軽く唾を飲み込んでください。

カメラは勝手に食道に入ってしまうので苦労はありません。

 

まとめ

胃カメラを毎年受けるべき人と必要のない人についてお話ししました。

胃カメラを受ける必要がなく、タバコもお酒をされない方は

人間ドックの頻度は2年に一度くらいでも大丈夫です。

人間ドックを受診されない間の年は「おうちでドック」を利用しておくのも手です。

 

 

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