まふまふ「心原性による失神」と診断。どんな病気?治るの?

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シンガー・ソングライター、まふまふの公式サイトが18日に更新。まふまふが、心原性による失神と診断を受けたことを報告するとともに、精密検査および数日間の休養をもって、活動を再開することを伝えた。

引用:livedoor news

「心原性の失神」ということは、心臓が原因という意味です。一般に失神は頭の障害と思われることが多いのですが、一定数心臓が原因であることが分かっています。失神の原因は脳血流の低下が原因で生じます。一時的な意識消失が定義となり、意識は速やかに自然回復します。原因別に失神は大きく分けて、①心原性②神経調節性③起立性低血圧④その他となります。今回のまふまふは①と診断されたわけですが、心原性にも色々とあります。不整脈をメインとする失神と心臓の器質的な障害の2つに分けられます。

不整脈は、読んで字のごとく脈のリズムがくるった結果、心臓が空打ちして脳に血流が行かなくなる状況になります。脈が遅すぎる洞不全症候群、高度房室ブロックといわれる不整脈が該当します。脈が速さすぎても血流が低下します。心室頻拍、心室細動、上室性頻拍などです。脈が遅くなったために失神を生じる疾患を総じて、アダムストークス症候群と呼びます。器質性心疾患は、心筋や弁などの異常により血流が低下します。大動脈弁狭窄症、Fallot四徴症、肥大型心筋症、原発性肺高血圧、心筋梗塞などですね。

治療は原因によって様々ですが、仮にアダムストークス症候群の診断となると、薬物治療に効果がなければ、心臓ペースメーカーの留置が必要になります。まふまふは今28歳。上述した病気は、基本的には高齢者に多く、そのほかには生まれたばかりの赤ちゃんの心臓の奇形などです。洞不全症候群も房室ブロックも心筋梗塞などの高齢者がなる疾患の2次的なものがメインなはずです。もちろん若くても不整脈が生じる病気はたくさんあります。しかしながら稀な疾患であることは間違いないと思います。専門の医師にしっかり検査・治療をしてあらためて活躍できるよう、今は療養していただきと思います。

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