特別休暇とは?新型コロナの影響は?パートでも適応されるの?

働き方改革
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一言で特別休暇と言っても色々な種類があります。代表は冠婚葬祭、慶弔休暇でしょう。そもそも特別休暇は、法律では規定されていません。対照としての法定休暇は法律によって企業が社員に付与することが義務付けられています。

特別休暇のある環境とない環境

特別休暇は企業が社員に対して行う福利厚生の一つと考えることができます。私が病院勤務から企業勤務に代わったときに驚いた仕組みの一つです。病院勤務の時は、病欠は有給休暇を消化しなければなりませんでしたが、始めに勤務した製薬企業では、始めの2日は有給休暇で3日目からは20日間の病気休暇が付与されていました。ちなみに2社目・3社目は病気休暇はありますが、付与される日数は5日間です。

会社によって特別休暇の内容が違う理由は?

製薬企業は比較的福利厚生が優れていると言われますが、会社によっての違いがあります。このように特別休暇は会社によって異なることが普通であり、各社の労働組合との労使協定で出来上がるものです。ご自身の会社の特別休暇の内容を把握してますか?就業規則に記載されているはずです。

パート勤務での特別休暇の取り扱い

では、パート勤務の方に関してはどうでしょう?パート勤務に関しても基本的には特別休暇は付与されることになっています。

短時間・有期雇用労働者にも、通常の労働者と同一の慶弔休暇の付与並びに健康診断に伴う勤務免除及び有給の保障を行わなければならない。

引用:同一労働同一賃金ガイドライン

このガイドラインはあくまでも同一労働におけるガイドラインであり、例えば週2日勤務といった同一労働とは考えられない状況においては勤務日の振り替えなどで対応しないといけない場合もあります。

新型コロナによって特別休暇は変わった?

では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い特別休暇はどうなっているのでしょう?新型コロナウイルス感染拡大に伴い37.5℃前後の発熱で軽症であっても病欠を雇用主が依頼するようになりました。また社員の家族の発熱により出社を控えるように指示を出す企業もあります。そういった場合には、無給での休暇とすると社員の収入面で不安が生じます。この社員の不安を解決するために登場した仕組みが「雇用調整助成金」です。

「雇用調整助成金」がらみの不正申請に繋がりかねない労務管理をしていたと「富士そば」で明るみになりました。本当に困窮している人のための仕組みを悪用するようでは、会社の信頼・信用がガタ落ちになります。

立ち食いそば店「名代富士そば」の運営会社の役員が、店の従業員らが実際は働いても休んだことにするよう部下に指示していたことがわかった。新型コロナウイルスの影響で休業した人への手当などを国が補助する雇用調整助成金(雇調金)の不正申請につながるとの指摘が社内であったといい、会社側は取材に指示の事実を認めた上で「指摘を受けて是正させた。不正な申請や受給はしていない」と説明している。

引用:朝日新聞

非常に残念な事件だと言えます。

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