産業革命とは?簡単に説明してみましょう。

産業革命
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一般的に産業革命というと第一次産業革命を指します。第一次産業革命は、1700年代後半から1800年代前半にイギリスで生じました。それまで人力で行っていた作業を蒸気機関の利用により機械化し、その結果作業効率を向上させ、生産量を一気に向上させたことから産業革命と呼ばれます。それ以降も産業革命は繰り返します。現在は第三次~第四次産業革命のさなかです。

1.第一次産業革命がおこったきっかけは?

物事にはきっかけがあります。当然産業革命が生じたきっかけもあります。諸説ありますが、まずは社会構造の変化が先に生じます。当時は欧州の列強が国外に植民地を持つことによって農民が減ります。そうすると農業以外の仕事に就く必要が生じます。他の仕事とは綿工業をはじめとする製造業です。製造業の発展のためには大量生産が必要です。大量生産のためには労働者の酷使が生じます。また人件費も掛かります。そういった諸問題を解決するために、人力以外の力が必要とされ、機械化が進みました。また機械化のニーズが生じるとそれに対応して新たな発明品が現れます。その繰り返しにより飛躍的に生産量が向上しました。

2.第二次産業革命とは?

第一次産業革命が蒸気による力を利用したのであれば、第二次産業革命は電力です。1800年代後半にアメリカとドイツで生じました。電力を利用するためには電気を作らなければなりません。手動での発電は1776年日本の平賀源内によるエレキテルの作成など第一次産業革命時にも存在していました。しかし実用化したシステムは、1840年にアームストロングが発明した水力発電機ではないでしょうか?それ以降電力を利用した機械の発明、改善が進み第二次産業革命が生じます。

3.第三次産業革命とは?

第三次産業革命はコンピューターによる機械の自動化を指します。1900年代後半に生じた変化を指します。第一次、第二次が新たな動力の利用に基づく革命であったのに対し、第三次はコンピューター、ICTによる自動化、効率化を指しています。歴史的にはまだ浅いためか、第三次産業革命については統一的な見解はなく、第一次、第二次との比較によって語られることが多い。別名でデジタル革命とも言います。米ソの冷戦後に軍事利用されていたリソースが一気に民間利用されるようになります。そうすると民間でのデジタル化が進みます。その流れに乗って成長した企業が、AppleやGoogle、Facebookといった企業です。

4.第四次産業革命とは?

今現在進行形の革命と考えることができます。IoT、AIによりヒトが動くことなく勝手にシステムが「自立」している状態が生じると考えられています。すべてのモノがインターネットでつながり、それぞれの設備が協調して動きます。協調して動くためにはビッグデータが必要になります。ビッグデータはクラウドを活用して管理されます。ビッグデータは個々人のヒトのニーズにフィードバックされます。究極のカスタマイゼーションが出来上がると言っても良いでしょう。

社会の変化から産業革命が生じ、その結果社会が変わり、仕事も変わります。産業革命の間隔がどんどん狭まってきているのは間違いありません。変化についていくだけでも大変な世の中なのかもしれませんが、過去100年でもできなかったことが数か月で起きることを目の当たりにするかもしれません。

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