人民元の記号が日本円と同じ「¥」なのはなぜ?ルールはある?

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海外旅行でレストランのメニューで

「¥」

のマークを見つけたことありませんか?

日本円が使えるの?って聞いてみたら中国の人民元だったって経験をしたことがある方がいらっしゃるかもしれません。

ちなみに私はあります。

では、なぜ日本円マーク¥と中国元は同じなんでしょうか?

 

通貨コードのルールは?

海外で換金をしたことのある方や、FXをされる方はご存じかと思いますが、各国の通貨には通貨コードというものがあります。

通貨コードは「ISO 4217」という国際規格によって定められています。

通貨コードには2種類あり、「アルファベット3文字」と「3桁の数字」の2種類です。

 

「アルファベット3文字」の方がよく目にすると思います。

アメリカドルがUSD、ユーロがEUR、日本円がJPY、カナダドルがCAD、豪ドルがAUD、英ポンドがGBR

といった感じです。

中国の人民元はCNYと書きます。

Chinease Yuanの略です。

通貨記号ができた理由は?

結局のところ、通貨コードをもっと簡略化して簡潔に通貨の単位を記述することを、目的に通貨記号ができました。

通貨記号の代表は米ドル:$ですよね。

その他ユーロ:€、カナダドル:C$、英ポンド:£

と言ったところでしょう。

ちなみにブラジルレアルの通貨記号はR$となり、ドルのマークにRを付けるだけなんです。

人民元が¥と日本円と通貨記号が同じである理由。

2で述べましたように、通貨記号は1対1になっているとは限らないので、人民元が¥であっても不思議はありません。

まぁややこしいので欧米では区別するときには、CN\と記載することもあるそうです。

ちなみに人民元をを中国語で発音するとレンミンユアンとなり、元の頭文字はYとなります。

Yの字に横線が入るのは、ドルのSに縦線が入るのに倣って横線を入れているとの説が有力です。

はっきりとしたことは分からないようです。

 

中国共産党は、人民元を世界通貨としての地位を確立するべく様々な努力を行っています。

2016年からIMFの特別引出権の構成通貨として、米ドル、ユーロ、日本円、英ポンドに次ぐ5通貨目の地位を得ています。

ただ世界通貨としても地位を確立するには、それだけ世界から中華人民共和国の市場が開かれた自由な市場であると信用されなければなりません。

 

中国共産党の都合で貿易が制限されるようでは信用されません。

おそらく共産党の1党独裁が続く限り世界通貨としての地位が確立されることはないと思いますが、気が付いたら世界中の人が「¥」は人民元のことと信じる世界にならないよう政府の方々には頑張っていただきたい。

 

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