骨髄異形成症候群とは?輸血治療にかかる費用ってどれくらい?

MDS
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骨髄異形成症候群(Myelodysplastic Syndrome:MDS)

という疾患があります。

この疾患は血液の元となる細胞である

血液幹細胞の異常により発症する疾患です。

白血病の類似疾患として考えられる疾患ですが、

近年本疾患に対する新薬の開発が活発であり

製薬業界でも注目されている疾患です。

 

MDSってどんな病気なの?

血液幹細胞の異常と既に記載しました。

幹細胞に異常が生じ、正常な血液細胞ができません。

従って白血球、赤血球、血小板が製造されず

白血球減少症、貧血、血小板減少症といった状態になります。

 

MDSの治療方法は?

MDSは非常に雑多な状態の総称です。

従ってその状態によって治療方法が異なります。

比較的状態が良好であるMDSでは

貧血のケアをするだけの治療が行われます。

貧血のケアと言っても

鉄剤を投与しても意味がありません。

鉄剤を投与しても、血液幹細胞が赤血球に成長しません。

従って輸血するしか選択肢がないのです。

 

MDSの輸血治療の費用は

何だ輸血だけか・・・、と思ってはいけません。

輸血は献血における善意です。

献血はボランティアですが、血液は処理が必要です。

血液型が一致しても、白血球の型が一致していないと

その献血者の白血球があなたを攻撃します。

これを輸血後GVHDと言います。

白血球除去のための処置など輸血のための処置を行うため

患者さんが投与する前には高価な医療品となります。

1回の輸血は400ml由来の血液から採取した

赤血球を利用することが多いので

輸血そのものにかかる費用は11144円程度となります。

その他点滴のための注射料などがかかります。

その他必要な費用が15000円程度でしょう。

フィルターを要する場合や血液照射をする施設かどうかで変わります。


MDSになる原因は?

はっきりとした原因は分かっていません。

ほとんどの方が高齢者です。

ただ過去に抗がん剤を投与されたことのある方は

抗がん剤の種類によっては

MDSにある可能性があります。

治療関連MDSと呼ばれる状態です。

 

はっきりとした原因も分かっていない限り

病気に対しての予防法もありません。

頻度としては決して多くない疾患ではありますが、

やはり誰しもなる可能性のある疾患と言えます。

 

高齢者になってからなる疾患ですから

気になる方は保険の内容をご確認ください。

保険って意識してないと要らないサービスがついてます。

そこまで心配しなくてもいいのに・・・

なんてことはよくあります。

お金の相談とともにFPと相談するとよくわかります。

 

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