湯原ゆうきさんに何が起きたのか？若年者の急死の原因は？

若年者の訃報ほど胸が痛くなるニュースはありません。

　東芝によると湯原さんは、２９日の東京都府中市にあるクラブハウスでのトレーニング中に倒れ、救急搬送された。前日の２８日は、いつもと変わらない様子だったという。死因は、非公表で今後も公表する予定はないという。持病などがあったかについても現段階では把握していない。関係者は「本当に急だった」と話した。

引用：デイリー

36歳なんて、まだまだこれからたくさん活躍する場があります。それにこれからの日本のラグビー界の発展に寄与していただけれる人材だったであろうに・・・。改めてお悔やみ申し上げます。

若年者のスポーツ選手の訃報は時々に目にしますが、その原因は様々です。30歳代の方の死因のトップは自殺ですが、そのほかには何かがあるのでしょうか？

１．35歳~39歳の若年者の死因は？

厚生労働省のデータによると、35歳～39歳の死亡原因は、1位が「自殺」で、2位が「悪性新生物（癌）」、3位が「心疾患」、4位が「不慮の事故」、5位が「脳血管疾患」となっています。

２．35歳～39歳の若年者の死因別割合は？

同厚生労働省のデータによると、「自殺」の割合が31.8％、「悪性新生物」の割合が21.8％、「心疾患」が9.9％、「不慮の事故」が9.3％、「脳血管疾患」が6.1％と報告しています。

３．湯原ゆうきさんに何が起きたのか？我々は何ができるのか？

データと湯原さんが倒れたときの様子からすると、心疾患と脳血管疾患が疑われます。トレーニング中の起きた事象ですので、血圧に関連したことなのかもしれません。心疾患だと不整脈、脳血管疾患だと脳出血・くも膜下出血でしょう。これまでも若年者の脳出血・くも膜下出血に関してはブログにアップしてきましたが、我々にできることは必要最低限の健診を受診することでしょう。また家族に脳出血を起こした人がいる方は、脳ドックを受診しておくことをお勧めします。同様に不整脈などをお持ちで治療を受けたことがある親族がいる方も心電図の異常がないかなどはチェックしておくべきでしょう。