手足口病の感染経路にお風呂は大丈夫?特に気をつけることは?

手足口病
本記事内には広告・プロモーションが含まれます。

手足口病はウイルス感染です。ウイルスは唾液や痰、便などに含まれるため、感染拡大の経路は、飛沫感染と接触感染です。ご家族に手足口病にかかった人がいるときにどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?お風呂は大丈夫でしょうか?

手足口病の飛沫感染を防ぐためには

出来るだけ同じ部屋にいないようにすることが大切です。いわゆるソーシャルディスタンスですね。患者はマスクをして、飛沫を広げないように気をつけましょう。ただ幼児を隔離したり、マスクをさせたりと対応させるのは不可能でしょうから、周りの大人がマスク・手洗いで対応するしかありません。兄弟がいる場合には、兄弟からは隔離したほうが良いでしょう。

手足口病の接触感染を防ぐためには

病院では部屋の出入り口にアルコール消毒が置いてあるのを見たことがあるでしょうか?患者さんの部屋の出入り時にアルコール消毒をすることで、患者の部屋に菌を持ち込まない、患者の部屋から菌を持ち出さないという対策ができます。この場合の菌の持ち込み・持ち出しこそが接触感染の予防です。患者の部屋の出入り口にアルコール消毒を置きましょう。

手足口病の感染経路から考えたお風呂の対応

湯船のお湯を介した感染拡大は否定的です。ただ可能性はゼロではありません。したがって患者は湯船につからず、シャワー浴で済ませることをお勧めします。手足にできた水泡がつぶれると中のウイルスから感染拡大を生じる可能性がありますが、つぶれた水泡は清潔にしておかないと2次感染の元になります。やはりシャワーで流し清潔にしましょう。空気感染ではないので、患者が入った後のお風呂の空間で感染する可能性は接触感染に限られます。患者が触れた部分は良く水で流してから入ることをお勧めします。患者がお風呂に最後に入れば良いのですが、幼い子だとそうはいきませんよね。

お風呂上がりのタオルや洗面所のタオルは共有しない

タオルを介した接触感染は十分にあり得ます。患者が使うタオルは別にしておきましょう。選択については別にする必要はありません。洗濯の過程でウイルスは除去できています。気をつけるべきは洗濯前です。

手足口病の感染期間は、潜伏期間が1週間程度あるので、発症の前後1~2週間は感染拡大の危険が高い期間です。この間に出来るだけ家族が一緒に感染しないように気をつけて生活をしてください。

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました