HSP気質のHSSタイプ?その特徴はどんな人?対処方法は?

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HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、アメリカの心理学者アーロン博士が提唱した概念です。生まれついての気質であり、感覚情報の処理が細かく繊細であるため、とても敏感で傷つきやすい、また共感力に優れており、想像力に長けた気質を持つ人を指します。障害や疾患ではなく、5人に1人くらいの頻度で認められる性格・気質というべき分類です。そんなHSPの中にも分類があり、今回はその中のHSSタイプについて注目したいと思います。

HSP気質のHSSタイプとは?

HSSとは、High Sensation Seekingの略です。翻訳すると刺激追求型とでも言いましょうか。探求心が強いタイプです。HSPは器質的に非常に繊細な方で内向的な方が多いのですが、中に外交的で好奇心が強い方がいます。探求心が強いので、外で他人と関わることには躊躇しません。しかし繊細な気質により非常に傷つく状況に多く出会ってしまいます。

HSP気質のHSSタイプの特徴は?

そもそもHSPの特徴とHSSの特徴が相反するところがあるため、日常より非常に疲労感を感じることが多いのがこのタイプです。

  • 外には出て刺激を得たいが、過剰に刺激を受けてしまう。
  • 様々な刺激を受けたいが、一つ一つを深く考え、深く処理する。
  • 多くの刺激に対して、通常よりも大きな感情の反応を示し、他者に対して強く共感する。
  • 些細な刺激も察知する能力があるにも関わらず、多くの刺激を求めてしまう。

相反する気質が同居しているので、日常での疲労感は半端ないでしょう。

相反する気質が同居してしまったワケは?

もともとHSPは生まれ持った気質です。HSSは後天的に身につけた気質です。HSPである自分を克服するために、あえて安心できない状況に身を置くようになったために身についた気質とも言えます。総じて今の自分に満足できない自己肯定感が低いが、もっと自分はできるはずとプライドは高いといった性格です。勘違いしてほしくないのは、これって批判している訳ではありません。素晴らしいことです。自分自身をより高みに導くために行った努力の結果とも言えます。いかなる努力も自分をよりよくするための努力は尊敬に値します。

相反する気質に疲れてしまったら

HSPは生まれ持った気質です。HSSは後天的な努力によって身につけたものです。まずはHSPであることに自己を卑下しないことから始めましょう。HSPの気質は実は素晴らしい気質です。特に共感力が高いというのは、ビジネスの世界では非常に優れた能力と言えます。自分自身の気質を認め、そして肯定してあげましょう。素のままの自分でも大丈夫なんです。その上でHSPの気質をコントロールしましょう。自分を理解するためには、自分を客観的に見つめる必要があります。簡単な方法は日記ですね。日記を書くのが面倒なら非公開でSNSに記録するってのも良いですね。その日その日の自分の気持ちをアップしましょう。すると本来共感力の強い気質をもっているHSPの方は自分自身に共感できるようになります。自分を認めてあげてください。

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