つぶ貝の毒で失明?下処理で気を付けないといけないポイント!

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つぶ貝は処理をきちんとしないと毒が残ります。

毒の成分は「テトラミン」と呼ばれる成分です。

映画「武士の一分」で、主演の木村拓哉さんがつぶ貝を食した結果失明してしまう、という設定がありました。

実際につぶ貝で失明するものなんでしょうか?

テトラミンの毒性は?

テトラミンの毒性は神経毒です。

特に視神経に異常をきたすのが特徴ですが、視覚異常をきたします。

盲目になるわけはなく、モノが二重に見えるようになります。

その他には吐き気やふらつきと言った症状が出現し、船酔いのような症状とも説明されます。

つぶ貝のどこにテトラミンが含まれているの?

テトラミンはつぶ貝の内臓に含まれています。

内臓の中の唾液腺に含まれています。

引用:愛知県衛生研究所ホームページ

テトラミンは加熱しても分解されませんので、食べる時には内臓は取り除く必要があります。

サザエのつぼ焼きのように内臓と一緒に食べるのは禁忌となります。

ツブ貝の調理のポイントは?

私はつぶ貝の煮つけが好きです。

ツブ貝を料理するときは、まずは塩水で下茹でしましょう。

下茹でが終了したら流水で洗って、中身を引き出します。

テトラミンは水溶性です。

したがって初めの煮汁にはテトラミンが溶け出しています。

必ず捨ててください。

中身を取り出し、内臓を取り除けばOKです。

あとは、酒2:みりん1:醤油1で煮込めばお酒のつまみには最高です。

お好みでめんつゆも加える人もいます。

お刺身も美味しいですよね。

刺身はさすがにスーパーで捌いたものか、お店でしか食べません。

食中毒になったら治療はどうするの?

症状は基本的には一過性です。

数時間もすれば自然に回復します。

したがって回復までの時間は対症療法につきます。

吐き気には吐き気止め、めまいにはめまい止めといった感じですね。

 

ちょっと「武士の一分」の設定には無理があったかなと、今更ながら思います。

 

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