50万ボルトのビリビリってヤバくない?命の危険はないの?

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「ウチのガヤがすみません!春の2時間スペシャル」で広瀬すずが挑戦していた50万ボルトのビリビリマシーンって大丈夫なの?

それとも本当は50万ボルトも流してない?

普段から冬場では静電気に悩まされる方はたくさんいると思います。

冬場にセーターを着ていてエレベーターのボタンに触ったり、車のドアに触ったときに「ビリッ」とくる静電気。

電圧だけを見ると数千ボルト~数万ボルトという超高電圧になります。

実験で以下のような動画やテレビ番組を見たことがあるのではないでしょうか?

普段より人間の体は、地面や絨毯などと擦れあうことで、数千ボルト以上の高い電圧を体に持つことがあります。

その電気が他のものに触れることで家庭の電源のようにビリビリと電流が流れてしまうか?というとそうはならないんです。

電圧は高くとも、電気の量そのものは大したことはないので、一瞬でなくなってしまうのです。

家庭の電源の電圧は100ボルトで、電圧自体は静電気と比較すると大したことはないのです。

しかし、常に電流が供給され続ける、つまり多量の電気が存在するため、体中に電気が流れ、時に命を奪います。

結論としては、「静電気は電圧は高いが電流が少ないため、ビリビリで終わり、命が危険になることは基本的にはない」です。

電気ショックと言えば、AED(自動体外式除細動器)を思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

昔は病院にはカウンターショックだけでしたが、今はAEDをおいてる病院が大半です。

AEDの電圧は1200~2000ボルト程度で、電流は30~50Aです。

先に述べた静電気は約1mAと言ったところでしょう。

研修医の頃に心臓カテーテルによる治療を行っている患者さんが致死性の不整脈を生じたため緊急でカウンターショックを当てたことがあります。

患者さんは当てた瞬間に意識が戻り「痛て~~~~~っ!!!」と大絶叫したのを覚えています。

電圧自体が大したことなくとも電流があればヒトへのショックがすさまじいのです。

せっかくなんでAEDの使い方もこの機会に覚えてください。

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