多発性硬化症は、日本では10万にあたり8~9人程度も患者さんがいます。
非常に稀な疾患と認識されていますが、時々治療中の方の診察をすることがあります。
治療は主に大病院で行われているため、ちょっとした風邪や花粉症と言った合併症のための診察は私の外来に来る方はいます。
多発性硬化症の治療自体は経験があるので、あまり意識せずに診察しています。
先日看護婦さんが
「多発性硬化症の患者さんって美人が多いですよね」
と。
言われてみると、私の少ない経験でも美人が多いような印象が・・・。
なんか根拠があるのか?
*セクハラとお叱りを受けるかもしれませんが、その意図はございません。ご気分を害するようであればお詫びをいたします。
こんにちは。
企業勤めの内科医ヒロスケです。
今回は「多発性硬化症には美人が多い?」についてです。
多発性硬化症の患者さんに美人が多い、の根拠は?
まず多発性硬化症は女性に多い疾患です。
男女比は1:2~3程度。
そして好発年齢は30歳前後になります。
病院というところは圧倒的に高齢者が診察にくるところです。
まして神経内科など大半が高齢者。
脳梗塞、認知症、パーキンソン病・・・
そんな中若い女性が診察に来たら、目立ちますよね。
それとは別に個人的にも複数人のキレイな人を知っています。
「薄幸の佳人」
という言葉をよく思い浮かべます。
多発性硬化症に限らず、若年で発症する予後不良の疾患を有する患者さんは美人が多いと思います。
白血病や骨軟部腫瘍の患者さんもたくさん見てきました。
また小児科の難病患児も可愛いですね。
「天は二物を与えず」
って言葉も良く頭に浮かびました。
多発性硬化症の有名人
多発性硬化症を発症したとのニュースを見て、
やっぱり美人だな、
と思ったのが、ピアニストの「アリス紗良・オット」さん。
参照:https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/o/487217/
美人という点ではなく、発症年齢で驚いたのが落語家「林家こん平」師匠。
ニュースを見た時にホントか?って疑いました。
参照:https://www.iza.ne.jp/article/20210119-QZDSQAFT5ZKETC3VO44OOQQGNM/
多発性硬化症って治るの?
私が研修医の頃にベタフェロンという治療薬が承認を得ました。
それ以降治療成績は向上しています。
後遺症を残すことなく完治することも決して稀ではありません。
治療薬はベタフェロンを始めとしたインターフェロン以外に、
- グラチラマー
- フィンゴリモド
- シポニモド
- フマル酸ジメチル
- ナタリツマブ
といった病態修飾療法と呼ばれる治療が主流となっており、それぞれの副作用を考慮し、治療が選択されています。
多発性硬化症に限らず、まだまだ若年で発症する難病はあります。
そんな疾患を有する患者さんが希望を持てるような治療薬を開発したいです。
そんな治療薬を世に出すために頑張ります!!
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