こんにちは。
企業勤めの内科医ヒロスケです。

先日いただいた質問
「転職活動と将来のキャリア構築ってどう考えるのか?」
についてです。
私は正直企業に入ってからのキャリア構築などは転職時は考えていませんでした
とりあえず企業に入ってから考えようと
そんな単純な思考で転職を決意しています
ただ製薬企業に転職してからは真剣に考えていますよ
なぜ転職しなくてはいけないのか
転職することで何を得ようとしているのか
そんなことを考えたうえで転職活動はしています
ただ多くの医師は転職活動なんてしたことがない
特に医局に所属していたら
職場なんて上から指示で勝手に決まりますもんね
だから転職活動という大きな人生の転機に立ち
不安や迷いを感じている方は少なくありません
「本当にやりたいことが見つからない」
「次に進む道が正解か分からない」
と足が止まってしまうのは、あなたがそれだけ真剣に自分の人生に向き合っている証拠です
今回は、そんな停滞感を感じている方の心を少し軽くし
前向きな一歩を踏み出すヒントをくれる
「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」
をご紹介します。
1. 計画的偶発性理論とは?
1999年にスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって提唱されたこの理論は、キャリア論における画期的な考え方です。
従来のキャリア形成は「目標を定め、そこへ向かって計画を立てる」というものでした。
しかし、クランボルツ教授の調査によると、
「成功したビジネスパーソンのキャリアの80%は、本人の予想もしなかった偶然の出来事によって決定されている」
という驚きの結果が出たのです。
つまり、人生は計画通りに進まないのが当たり前。
むしろ、「偶然を味方につけ、それをチャンスに変えていく力」こそが
理想のキャリアを切り拓く鍵であるという教えです。
「偶然」はただ待つものではない
この理論の肝は
偶然をただ「待つ」のではなく
自ら行動することで
「意図的に偶然を引き寄せる(計画する)」
という点にあります
転職活動において「今の会社を辞めてどうなるか不安だ」と感じるのは
未来をコントロールしようとしすぎているからかもしれません。
2. 偶然を味方にする「5つの行動指針」
クランボルツ教授は
幸運な偶然を引き寄せ
それをチャンスに変えるために必要な5つの資質を定義しています
今のあなたの転職活動に
どれか一つでも取り入れられるものはないか探してみてください。
一般論を含みますので
医療関係者以外にも通用する知識になっています
① 好奇心(Curiosity)
「新しい学びや未知の分野に興味を持つこと」
希望職種だけに絞らず、少しでも気になる業界のセミナーに参加したり、知人の話を聞いてみたりしましょう。
全く関係ないと思っていた分野に、あなたの「好き」が隠れているかもしれません。
② 持続性(Persistence)
「失敗してもあきらめずに努力を続けること」
不採用通知が届くと
自分を否定された気分になるものです
しかし、それは単なる「ミスマッチ」に過ぎません
その失敗すらも「次はこうしてみよう」という次のステップへの糧にしましょう。
③ 柔軟性(Flexibility)
「こだわりすぎず、状況の変化に応じて考えを変えること」
「この年収でなければならない」
「この役職でなければならない」
というガチガチの条件を少し緩めてみると
意外な優良企業との出会いが生まれることがあります。
④ 楽観性(Optimism)
「ポジティブに考え、なんとかなると信じること」
「もしダメでも、この経験は無駄にならない」
という気楽さが
あなたの表情を明るくし
面接官にポジティブな印象を与えます
⑤ 冒険心(Risk Taking)
「結果がわからなくても、まずはやってみること」
迷ったら「やる」方を選んでみてください
新しい環境に飛び込むリスクを取ることで
現状維持では決して出会えなかったチャンスが目の前に現れます
製薬企業でうまくいかなければ
臨床に戻ればいいんです
先生方の価値が発揮できる場所でなかっただけであり
先生方に価値がないわけではありません
3. 転職活動に悩むあなたへ伝えたいこと
転職活動は
しばしば「孤独な戦い」になりがちです
書類選考で落ち
面接でうまく話せず
「自分には価値がないのではないか」と夜中に一人で落ち込むこともあるでしょう。
しかし、思い出してください
あなたのキャリアを形作るのは
緻密な計画ではなく
これから起こる「偶然の出会い」です。
完璧な計画を捨ててみる
「10年後の自分はどうなっていたいか」という問いに答えられなくても大丈夫です
大切なのは、今日、誰かと話をすること
一冊の本を読むこと
あるいは、今まで見たこともなかった企業の求人をクリックしてみること
その小さなアクションが
数ヶ月後のあなたを
想像もしていなかった素晴らしい場所へ連れて行ってくれるかもしれません
くよくよ悩む前に気軽にリクルーターに相談してみてほしい
リクルーターとの相談が即転職ではありません
転職するかどうか決めかねている時でも情報収集は大切だと思います
皆さんが思っている以上にリクルーターは気軽に相談に乗ってくれますよ
JACリクルーターさんは内資系、外資系、それぞれの担当部署ごとに強みを持ったリクルーターがいるのでお勧めです↓
迷いは「変化」の前触れ
今、あなたが悩んでいるのは
現状を変えようと一歩踏み出したからです
止まっている人は悩みません
悩んでいるということは
すでに変化のプロセスの中にいるということです。
「キャリアは、自分で作り上げる作品のようなもの。最初から完成図がわかっている必要はありません。一筆書き始めてみることで、思いもよらない美しい絵が描けるのです。」
4. 今、ここから始められること
もし、転職活動に行き詰まりを感じているなら
少しだけ「計画」を横に置いて
以下のような「偶然のタネまき」をしてみませんか?
-
友人に「転職を考えている」と話してみる(思わぬ紹介があるかもしれません)
-
自分の専門外のジャンルの本や記事を読んでみる(新しい視点が得られます)
-
エージェントに、あえて「自分に合うと思う意外な求人」を提案してもらう(自分の市場価値の再発見になります)
運命の一社との出会いは、あなたがPCの前で悩んでいる時ではなく、何気なく外に目を向けた瞬間に訪れるものです。
結びに代えて
あなたのこれまでの経験、スキル、そして今抱えている悩みさえも
すべては未来の素晴らしい偶然のための伏線です
「計画的偶発性理論」を胸に
少しだけ肩の力を抜いてみてください
未来のあなたは
今のこの苦しい時期を振り返って
「あの時の迷いがあったから、今の最高の仕事に出会えたんだ」
と笑っているはずです。
大丈夫
あなたの人生の物語は、これからもっと面白くなります。
今の状況を少し整理してみませんか?
今の状況を整理するのにも
リクルーターとの面談って有用なんですよ
まず自己紹介するために
自分のキャリアの棚卸が必要
そのうえで自分の現状や目標を言語化する必要がある
そういったステップを踏むうえでリクルーターを使ってみてはいかがでしょう
私の知る限りそういった相談を嫌がるリクルーターはいません
皆さんが思っている以上にリクルーターは気軽に相談に乗ってくれますよ

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