食料自給率は食料廃棄量と飢餓問題に関連させるべき

時事問題

食料自給率の記事を見ました。記事の内容を述べるつもりはないのですが、私は「食料自給率」という言葉は勘違いのもとになっていると思っています。新聞を読みながら子供たちに説明をしました。食料自給率とは、「国内で消費される食料のうち、国内産でどの程度賄われているかを表す指標」です。一般的によく言われる食料自給率はカロリーベース総合食料自給率を差し、2018年では37%です。この数値だけを見ていると、明日日本が食料を輸入できなくなると途端に摂取可能なカロリーが1/3になってしまうような印象を持ちませんか?食卓に並ぶ食事が1/3になるって思ってしまいます。我が家の子供はそうでしたし、かつては私もそう思っていました。まず、この計算はカロリーベースですので、カロリーの低い食材である野菜はほぼ無視されています。ですので、食卓に並ぶ野菜にはほとんど影響はありません。実際スパーに行くと野菜はほぼ国産ですよね。では、カロリーの高い肉類はどうでしょう。

肉類は輸入品目が多いです。私は国産牛しか食べない!!って方もいらっしゃると思いますが、国産の牛や豚、鶏のエサはほぼ輸入品に頼っているため、日本で育てた畜産は自給食物にカウントされないそうです。この「カウントされない」ってのが問題です。普段口にしているはずのカロリーは食料自給率の計算式には含まれていないのです。つまり輸入食品として分母に含まれてもなく、国内食品として分子にも含まれていないとうことです。これだけでも食料自給率って何のためのデータなのか分からなくなりますよね。そもそも食料自給率を含めて食糧問題を話題にするときに、本来は同時に話題にするべきもっと重要な問題があると思います。食料廃棄の問題です。食料が足らなくなる心配をするのに、食料の廃棄を同時に問題にしないのは何故なんでしょうか?世界全体で考えたら廃棄量の方がよっぽど問題だと思います。また食料の輸入の問題でもあるので、当然外交の話や為替の話なんかも繋げることもできます。物事を多面的にとらえるいい機会ですよね。子供にわかりやすく、かつ興味を持ってもらいながら様々な問題を見るには非常に良い教材になるのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました