新型コロナウイルス肺炎の影響で世界中で薬品不足?日本は大丈夫?

新型コロナウイルス肺炎

欧州連合(EU)商工会議所のヨルグ・ワトケ会頭は18日、中国の新型コロナウイルス拡大に伴う供給問題が迅速に解消しなければ、世界の医薬品会社は抗生物質その他の薬品不足に直面する可能性があると警告した。

引用:ロイター

世界の工場である中国の混乱は医薬品部門においても例外ではないようです。自動車産業やPC産業などは既に影響が出ており、アップル社などは今年度の収益予想を修正しています。医薬品部門については、医薬品の製造に関しては法律で決められた基準があり、どこでも製造できるというものではありません。また品切れ品不足は患者さんに対する影響が大きいため各社可能な限り対応しています。実際に東日本大震災や熊本地震の時に一部の薬品の流通量が減りましたが、代替薬や速やかな復旧によって大きな問題には至らなかったと記憶しています。

日本の医薬品における輸入の割合はどうなっているのでしょうか?平成28年9月のデータになりますが、以下のようになっています。一部ですが、提示します。詳細は厚生労働省のホームページを参照ください。

薬効分類 国内生産比率(%) 輸入比率(%)
総数 62.9 37.1
その他の代謝性医薬品 48.3 51.7
循環器官用薬 84.1 15.9
中枢神経系用薬 65.9 34.1
腫瘍用薬 18.5 81.5
消化器官用薬 67.7 22.3
ホルモン剤 37.9 62.1
抗生物質製剤 78.3 11.7
人工透析用薬 90.4 9.6

薬効によってばらばらなのは、内資系企業が承認されていたり、得意としていたりする薬剤が含まれるからでしょうか?また大半が外資系企業によって製造販売されている薬剤が多く含まれる薬効については輸入の比率が上がっているのだと思います。今後流通が混乱し、輸入が滞ってきた場合に影響を一番受けそうなのは、抗がん剤だと思います。上記の表を見る限り国内生産分は20%未満となっており、外資系企業によって製造販売されている薬剤が大半です。高価な薬剤が多い分野でもあるので、買いだめをすることも困難ですね。

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