新型コロナ感染で日大医学部が医師派遣を中断!無給医はどうなる?

新型コロナウイルス肺炎

日本大学医学部が2020年4月10日、医療機関に医師の派遣を中止する通知を送付したことが、J-CASTニュースの取材でわかった。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念した措置で、13日からすでに派遣を止めている。

引用:J Cast news

医療関係者による感染拡大を阻止するには仕方のない対応であるとは思います。しかしながら大学で十分な給与を得ることのできない無給医の大学院生が生活苦に陥らないのかが心配です。本年2月の文部科学省による無給医問題についての全国医学部、歯学部の調査で日本大学医学部においても93人の無給医がいたことが報告されています。大学病院からの医師の派遣の中止は、穿った見方をするとコロナ対策における人手の囲い込みである可能性もあり、また無給医の酷使につながりかねません。

大学の発表にはこの点については触れてはいません。上記の看護協会のごとく、仮に現在大学院生で正式な立場での大学に勤務していない医師が新型コロナウイルス感染患者の診療にあたる必要があるのであれば国が保証して給与も出す必要があるのではないでしょうか?感染拡大に伴い医療崩壊の可能性がささやかれている現状では、常勤ではないが十分に医師としての経験も知識もある大学院生は重要な戦力になりえます。そこらの研修医よりも何倍もです。そういった医師を無給のまま果たらせることはあってはなりません。厚生労働省も指導ばかりではなく、現実的な補償についても踏み込んだ指導をしてほしいです。

私が大学病院に勤務していた当時、大学からの給与額は研修医1年目に次ぐ安さでした。朝8時から夜9時まで週6日働いても、毎週1日のバイトの半分以下でした。なんで我慢してたんでしょうね。同期の仲間と愚痴をいって慰めあってお礼奉公として1年だけ我慢しました。大学院に進んでも週1回は外来の手伝いをしてました。科によっては大学院に入学しても病棟管理をしていた医師もいたので、まだマシでしたが、でもおかしいものはおかしいです。今は教授も変わり、医局の幹部もあの頃の同期が中心となっているのでかなり改善したとは聞いています。

非常事態になって初めて非常識な慣習があぶりだされ、その結果非効率的な医療システムが崩壊する危機に陥っています。医療崩壊は最終的に国民に返ってきます。他人事と思わずマスコミをはじめ国民が政府に対して厳しく追及していただきたい。現場の医師はもうそれどころではありませんので。

 

 

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