無呼吸症候群の症状・傾向って、女性と男性は違うの?

睡眠時無呼吸症候群

無呼吸症候群の症状と言えば、いびき・昼間の眠気が有名ですよね。そして大半の患者さんが肥満を有しているというのが、皆さんの印象ではないでしょうか?実は、日本における閉塞性無呼吸症候群の40%は肥満を有していません。また半数は昼間の眠気を感じていません。どの時点で無呼吸症候群を疑うか?と言われると、やはり「いびき」です。とはいうものの一人暮らしの方や個室でお休みになっている方はいびきをかいているかどうかなんてわかりません。男性のいびきの大半は、奥さんやご家族からの指摘で判明します。女性で同様に旦那さんやご家族からの指摘で来院されるパターンはあまり経験しません。大半の家では旦那さんの方が先に寝ちゃいますからね。「いびき」を認める人がいないためか、女性は無呼吸症候群を自覚しないため、圧倒的に受診率が低いとも言われています。

しかしながら、私の外来にも無呼吸症候群の女性は何人かいます。どうやって医師が疑うのかを説明します。もし当てはまる方は検査を受けてみてください。検査自体は家で簡単にできますよ。

1.女性の無呼吸症候群を疑う時

まずは大半の患者さんが基礎疾患として、高血圧を持っていることが多い印象があります。しかも薬の効きが悪い。また体格や生活習慣からは高血圧なんてなさそうなんだけど・・・、と言った印象を持った患者さんが該当します。その中に無呼吸症候群を有している方がいます。こういった女性の共通点は、痩せ型で小顔です。睡眠中は咽頭の筋肉や舌がリラックスして、ゆるんでいます。小顔の人でそういった状態で息を吸うと、痩せ型で狭い気道がいっそう狭くなり、結果無呼吸や低呼吸が起こります。

2.女性の無呼吸症候群の特徴

無呼吸症候群の患者年齢層を調べると女性と男性で違いが分かります。女性の方が年齢層が高めです。男性と比較すると30歳~40歳の割合が低いのが特徴です。これは女性特有のホルモンバランスによるところが大きいと言われています。閉経前には「プロゲステロン」という女性ホルモンが分泌されています。この「プロゲステロン」は呼吸を促す作用があります。したがって閉経前の女性では無呼吸症候群は発症しにくいのです。

無呼吸症候群は、肥満といびきというイメージから男性の疾患というイメージがあります。少なからず女性の患者さんがいることは知っておいていただきたい。「高齢+痩せ型+小顔+基礎疾患あり」ってところは要注意です。ただ男性と比較して、女性の方が同じ睡眠時無呼吸症候群でも軽症の方が多いのは事実です。CPAPの使用ほどではなく、やマウスピースの工夫だけでもずいぶんよくなると思いますので、心配な方は検査を受けましょう。睡眠時無呼吸症候群の外来を受診しましょう。

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