レモングラスと言えば、虫除けの効果があるってよく耳にしますよね。でも、その反面効果がないって、評価も耳にします。一体のどっちなんでしょうか?
ということで、有効成分の面から考察してみましょう。結論としては、あまり効果は期待できません。特に「蚊」については、効果はないと考えるのが自然です。
『えっ、レモングラスって蚊には効果がないの??』
はい、理屈からすると効果はありません。お気を付けください。そのワケを述べますね。
1.レモングラスの防虫効果の成分は?
レモングラスの主成分は「シトラール」です。「シトラール」はテルペン系アルデヒド類に属します。「蚊」に効果があるとされるのは、同じテルペン系アルデヒド類の「シトロネロール」です。同じ種類で似たような名前の二つの成分ですが、「蚊」に効果があるのは「シトロネロール」なんです。ただしシトロネロールは蜂を呼び寄せる香りとして知られていますので、アロマオイルとし利用するときには注意が必要です。
2.レモングラスのシトラールの効果って?
シトラールの効果は、抗菌・抗ウイルス効果です。海外では、抗菌・抗ウイルス効果を期待して洗剤に利用されることもあります。抗ウイルスと言えば、新型コロナウイルスへの利用を考えたくなりますが、オイルとしては成分が大変強いため、高濃度のオイルが直接肌に触れると発赤が生じたり、湿疹の原因になります。またアロマとしての使う場合には、濃度に気をつけないと目や粘膜に刺激を感じることがあります。
3.レモングラスの効果は?
レモングラスは、その名前の通りレモンのようなさわやかな刺激的な香りがします。その刺激は脳にもよい影響を及ぼします。特に疲れたときや、今一元気がでないな、といった気持ちの時に利用するとリフレッシュ効果を得ることができます。特に勉強や仕事に疲れたときの気分転換などには良いのではないでしょうか?
また、レモングラスでお茶を楽しむこともできます。香りの主成分であるシトラールでリフレッシュでき、また集中力も高まります。食欲不振や消化不良にも良いと言われています。受験生の皆さんの集中力の維持のためにも、気分転換を図るときにはレモングラスのお茶を飲んでみるのもいいかもしれませんね。
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