花粉症2020年秋。鼻水・鼻づまりに目の痒みは大丈夫?

花粉症

意外と知られていない秋の花粉症。2020年秋の花粉症はもう始まってますよ。今鼻水鼻づまりのある方!、目の痒みはありませんか?もし目の痒みがあるのであれば秋の花粉症の可能性大です。

1.秋の花粉症の原因は?

春先のスギ・ヒノキの花粉症はよく知られていますが、秋の花粉症の原因は何でしょう?秋の花粉症のメインはキク科の植物からの花粉です。キク科の植物で花粉症の原因となる頻度が高いのは「ブタクサ」「ヨモギ」です。その他、クワ科のカナムグラ、イネ科植物が挙げられます。

 ブタクサ(引用:EVERGREEN ホームページ)

 ヨモギ(引用:EVERGREEN ホームページ)

2.秋の花粉症と風邪の区別ってどうするの?

9月に入ると日中はまだまだ残暑が厳しいですが、夜間・早朝は涼しくなってきます。そんな寒暖差から風邪をひく人も多いですね。鼻水・鼻づまりで病院に来た時に、大半の患者さんは風邪を引いたと訴えます。そんな方から花粉症を見抜くときのポイントは、何でしょう?最も分かりやすいのは目の痒みです。鼻炎症状に目の痒みを訴えるとほぼ花粉症に決定です。また風邪は基本的に2~3日で治ります。1週間以上続く鼻炎症状を認めたらほぼアレルギー性鼻炎であり、時期に従い花粉症の診断を考えます。もう一点特徴があります。それは、毎年この時期に風邪をひいている方です。当たり前のことのように思えますが、大半の人が「のど元過ぎれば熱さを忘れる」のことわざのように、過去の風邪のことは指摘されない限り思い出せません。患者さんに「この時期って風邪をひきやすいくないですか?」って聞くと、初めて「毎年そうなんです」って答えが返ってくることがあります。この返答で決まりです。花粉症です。

3.秋の花粉症の治療は?

個人的な印象ですが、春先の花粉症よりは軽度な方が大半です。花粉の量なのでしょうか?ほとんどの方が抗ヒスタミン剤だけでも十分にコントロールできる印象がありますね。中に抗ヒスタミン剤にロイコトリエン拮抗剤を必要とする方もいらっしゃいますが、比較的少数です。風邪との区別がつきにくい時は、1週間ほど抗ヒスタミン剤を処方します。飲み切ったのちに再度鼻炎症状が発現した場合には花粉症を考えます。治療的診断と呼ばれる方法です。

春の花粉症と決定的に異なるのは、花粉症の発症期間です。春は2月末からゴールデンウィーク明けまで続きますが、秋の花粉症は9月上旬から10月上旬の1か月程度です。したがって長引く風邪と思い込んで治療を受けない方が圧倒的に多いと思います。上述しましたように抗ヒスタミン剤のみでずいぶん楽になる方が大半ですので、めんどくさがらずに病院を受診されることをお勧めします。特に蓄膿症になって咳が止まらなくなったら、コロナ禍の今は周りから白い目で見られるので・・・。

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