福島県警のヘリ墜落!?なぜ移植用臓器を運んでいた?

時事問題

1日午前8時10分ごろ、福島県郡山市三穂田町下守屋の農地で、「ヘリコプターが墜落した」と、近くに住む女性から119番通報があった。福島県警によると、墜落したのは県警のヘリで、警察官と県警職員、医療関係者ら男性7人が搭乗していた。1人が重傷で、ほか6人は意識はあり、命に別条はないという。移植のための臓器を運搬していた。墜落場所は田んぼで、巻き込まれた人はいないという。

引用:朝日新聞

同乗者の方の命に別状はないとのこと何よりですね。また移植用の臓器についてもドクターヘリが搬送したそうです。この福島県警のヘリコプターには医師も同乗していたとのことですが、なぜ県警のヘリコプターが移植用の臓器を運んでいたのでしょうか?

ヘリコプターは会津中央病院から福島空港へ向かうところで墜落しています。会津中央病院から福島空港は80km程度の距離です。救急車で走れば1時間もかかりません。なぜヘリコプターを飛ばしたのでしょう?なぜ県警のヘリコプターを使ったのでしょうか?

まず県警が協力した理由としては、厚生労働省から課長通知が日本臓器移植ネットワーク理事長にあてて出ています。内容については以下のようなものです。

  • これまでも緊急自動車である警察用自動車による先導等の協力をいただいているところであるが、この度、臓器の移植に関する法律(平成九年法律第一〇四号)の施行を踏まえた協議を警察庁と重ねてきたところ、別添のとおり、各都道府県警察に対し、警察庁より通知されているところであるので、御了知願いたい。
  • また、貴法人におかれては、左記の事項に留意の上、各地域(ブロック)センターにおいて、具体的な手続及び連絡担当者の確認等について、各都道府県警察の連絡担当者と緊密な連携を深めるとともに、協力いただく際には、円滑な対応が可能となるよう十分配慮願いたい。

一 ネットワーク保有の緊急自動車及び公共交通機関による対応が困難な場合には、各都道府県警察が保有する緊急自動車である警察用自動車及び警察用航空機による対応が考慮されるが、この場合、各都道府県警察より、可能な限り緊急自動車である警察用自動車による誘導若しくは臓器等の搬送又は警察用航空機による臓器等の搬送について御協力いただけること。

二 協力の要請に関しては、各都道府県警察へ連絡を行う者を各地域(ブロック)センターごとにあらかじめ定めておき、当該者の氏名等を当該地域(ブロック)センターに係る各都道府県警察の担当者に登録しておくこと。また、登録した者以外の者からの協力要請は行わないこと。

三 各都道府県警察から当該都道府県警察の管轄区域内にある臓器提供施設及び移植実施施設の所在地、連絡先等に関する照会があった場合には、可能な限り協力願いたいこと。

なるほど、県警は移植臓器の搬送の協力を要請されたら受けるよう努力しなければならないのですね。そこは理解できましたが、ヘリコプターの使用の理由はいかがでしょうか?今回のような事故が起きた場合には臓器が駄目になる可能性も否定できないと思います。福島空港に運ぶ予定だったことから、輸送先は県外の病院で飛行機で運搬する予定だったのでしょう。会津中央病院には血液内科はありませんので、骨髄移植ではないと思われます。緊急を要する臓器であれば、肝臓でしょうか?腎臓や角膜移植は1分1秒を争う移植ではないですよね。

もちろん救急車でも事故の確率はあるわけで、その時にその時でベストの方法を選択したのだと思いますが、こういった事故も考慮したうえで運搬の方法は考えていくべきですね。

続報では、輸送していた臓器は「心臓」だったそうです。結局手術も断念したようですね。非常に残念な結果になったと思いました。

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