中国産ニンジンに基準値を上回る農薬!?国内自給率は?

雑学

 

厚生労働省は15日、輸入された中国産のニンジンから基準値を上回る農薬「トリアジメノール」が相次いで検出されたとして、食品衛生法に基づく検査命令を出した。今後、中国産のニンジン(加工品を含む)を輸入する際には、農薬の残留検査が義務づけられる。

引用:読売新聞

ニンジンの国内自給率は、80%と言われています。輸入先のトップは中国ですが、近年オーストラリアンやニュージーランドなどの輸入先の分散化が見られており、中国産の輸入が減ってもそれほど問題にならないと考えます。食料自給率を100%にするべきとのお話はよく聞きますが、これまでも述べてきたように食料自給率のお話をするときには廃棄率も同じように話すべきです。不必要に余分な食料を輸入していることの事実に目を向ける必要はあるでしょう。輸入した生鮮にんじんの多くは、惣菜メーカーや外食企業向けの製品(乱切りやきんぴら用千切り加工など)を取り扱う加工メーカーに販売されることが多く、スーパーなどの生鮮品売り場で出会うことはそれほど多くないのではないでしょうか。

本ブログにも載せていますが、基本食料自給率はカロリーベースです。したがって食卓にのぼるあらゆる食材を合算して計算した食料自給率には意味がありません。高カロリーの輸入肉と低カロリーの国産の野菜を一緒にカロリーベースで計算すると当然食料自給率は下がりますよね。計算式を見誤ると大事なことを見落とします。

こういったニュースが出ると、無農薬やオーガニック野菜がいいという方が出てきます。もちろん無農薬野菜を否定するつもりはありませんが、コストの問題も同時に発生します。基本的には、日本には食品衛生法という法律があり、残留農薬についても慎重に検疫が行われています。あまりナーバスになりすぎるのもいかがなものかと思います。トリアジメノールは国内でも使用されており、基準値を下回る値では検知されることはあります。

今回問題となった輸入ニンジンは生鮮品ですが、近年輸入量が増えているのは、野菜ジュースとして輸入しているニンジンの量です。ただし野菜ジュースになると、大半の輸入先はオーストラリアもしくはアメリカからとなります。その訳は、両国のにんじん生産量が大きいことと、基本大手野菜ジュースメーカーがアメリカとオーストラリアに工場を保有いることから、そこで濃縮加工した原料を輸入しているからだと考えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました