南米でボリビアだけがIMF融資決定。新型コロナのため?原因は?

新型コロナウイルス肺炎

IMF理事会は4月17日のプレスリリースで、ボリビアに対して新型コロナウイルス対策費として、総額3億2,700万ドルのラピッド・ファイナンシング・インストルメント(RFI)制度による緊急融資を承認したと発表した。IMFの古澤満宏副専務理事は、新型コロナの拡大はボリビアに深刻な影響をもたらすとして、今回のRFIは同国における医療費の支出増加対策や国際収支の均衡を下支えする意味があるとしている。また、ボリビアによる新型コロナ対策は的確だとして、同国政府や中央銀行の対応を評価した。さらに、その他の援助機関への追加支援の必要性についても言及した。IMFによると、今回の融資は、ボリビア政府が中期的な財政収支の安定のために必要な策を講じることを前提としている。

引用:JETRO ホームページ

いま世界中の国が新型コロナウイルス感染に対して緊急財政を敷いて対応しています。それでもIMF融資が決まったのは、南米ボリビアだけです。ボリビアでは何が起きているのでしょうか?

NGOミレニオ財団の分析によると,2018年,ボリビアの財政赤字は南米で最も高く,GDPの8.1%を占めた(2014年は約3.4%,2015年は約6.9%)。他の南米諸国の財政赤字はGDP比で,ブラジル7.1%,アルゼンチン5%,ウルグアイ及びコロンビア2.9%となっている。

引用:在ボリビア日本国大使館ホームページ

少なくともIMF融資を受けるのですから、財政状態が悪いのは想像できますよね。新型コロナ感染に関してはどうでしょう?

ボリビアのジャニネ・アニェス暫定大統領は3月25日の大統領令4200号により、3月21日に布告した14日間の国境封鎖と強制外出禁止令を4月15日まで延長する緊急衛生事態宣言を発令した。また、3月26日0時以降は、現行の強制外出禁止令を更に強化し、既に認められていた1家族1人の買い物等のための外出許可について、時間制限(午前7時から正午)と年齢制限(18歳以上、65歳未満)を設けた(店舗側の営業時間は午前8時から正午まで。ただし、薬局や医療機関は例外で、当該従業員は午前6時から午後1時までの外出が認められる)。

引用:JETROホームページ

強制外出禁止令に伴い経済の動きがなくなって、悪かった財政がさらに悪くなったというところでしょうか?日本も他人ごとではないですよね。

住友商事は26日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ボリビアで手掛けている銀・亜鉛・鉛鉱山事業と、マダガスカルのニッケル鉱山事業について、操業を一時停止すると発表した。

引用:JIJI.COM

日本企業にも影響が及んでいますが、当然現地の労働者にも影響が及んでいるでしょう。生活の保障など政府が支出するべき財政が大きくなっているのは、どこの国も同じです。平時に財政に余裕を持っていない国には現状を乗り切るのは非常に難しいと思われます。現在IMF融資を受けることが決まっているのはボリビアだけですが、これからもっと多くの国が融資を受けることになるかもしれません。お隣のK国も危ないってもっぱらの噂。金欠に陥った国に高利貸しのように忍び寄る中国にも気をつけたいです。IMFへの出資金ランキングは2018年では、一位アメリカ、二位日本、三位中国です。虎視眈々と世界への影響力を伸ばそうとしている中国に利用されないよう日本政府は十分に気をつけていただきたい。

 

 

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